アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
秘密の隠し部屋side.高峯明斗
-
あれから先生に言われた通りに図書館で待って見ることにした。
沙藤と会いたくてした方がない…………。
下心が無いといわれれば、無い…とは言えない。
正直触れたいし、もっと沙藤のこと知りたいし、あの日の笑顔がまた見たい。
なんでこんな事になったのか…………。
男を好きになるなんて有り得ないと思っていた、
俺だってそれなりに遊んできた方だし、そもそも恋愛なんてしないと思っていた。
したとしても女だと思っていたのに…………。
でもこの気持ちが嘘だとはとてもじゃないけど言えない。
はぁぁぁぁぁ、一目惚れってつれぇ ハハッ
「た、高峯君っ!?」
なんて悶々と考え込んでいたらずっと聴きたくて仕方なかった声がした。
そして目線の先には会いたくて仕方なかった沙藤の姿があった。
……ていうか本当に来た。
「久しぶり沙藤、探したよ」
「な、なんでですか?」
本当我ながらこんなに必死になるなんてらしくない、でもそれ程こいつに溺れてしまっている。
「んー?なんか最近避けられてるみたいだから」
そう言うとすっと目を逸らされた。
「そっ、んな事は……無いと…思います」
思いますって……。
「本当に?」
「あ、うぅぅぅ……ごめ、なさ」
「怒ってないよ、ただ話がしたかっただけ」
「はなし、って…なん、です…か」
「んー、ここじじゃあれだからなぁ」
何処に行こうか悩んでいると急に制服の裾が引っ張られた。
びっくりして目をやるとそこには真っ赤な顔をして目に涙をいっぱいに溜めた沙藤が居た。
やべぇ……まじで可愛い……勃ちそう……てか勃った。
「あっ、あの…僕いい所知ってるからっ…きません、か?」
なにこれ……お誘い?
「いいの?じゃあ着いてくよ」
沙藤に案内されたのは何故か図書館の一番端の本棚だった。
沙藤は周りを確認してからそっと本棚をずらしていった、そこにはドアがあっていかにもおとぎ話みたいな鍵でそのドアを開けてくれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 34