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真吉脩平 響平に電話
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「響平。お前の愛しの蓮先輩が寂しさと悲しみのあまり引っ越しするって」
『えっっ!?』
真吉テクノロジー株式会社の社長である俺、真吉脩平は一番下の弟、三男の真吉響平に電話をしていた。
「お前は首席だもんな?首席が卒業式を欠席なんて出来ないもんな?愛する人が寂しさで嘆き悲しんでいるのに日本に帰って来れないって、首席ってものは本当にものすごい事なんだな…?」
俺はわざとため息と嫌みを言ってやる。
『こっちだって蓮先輩のために頑張った結果、知らぬ間に首席になっていたんだっ!それにこの時期は飛行機の変更が出来ないんだよっっ!!!』
「それだけお前は、愛しの蓮先輩には縁がないということだな」
『はぁっ!!!??いくら温厚な俺でも兄貴とはいえキレるぞっっ!!!』
「……。お前、自分が温厚だって思っているのか…。初めて知ったぞ!愛しの蓮先輩に出会ってから本当に性格が変わったな。お兄ちゃんは嬉しいぞ!!」
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