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「覚えていないか?二男のこと。真吉奏平っていうんだが…」
「……俺、二男さんと会ったことあるんですか…?」
社長は優しく微笑む。
「ああ。一度だけな」
そういや三男さんとも会ったことあるみたいな事を言われたっけ…。
俺は必死に思い出そうとする。
顔を見たら思い出すかもしれないけど、名前だけではさっぱり思い出せない。
「……うっ。すみません。思い出せません…」
「いや、謝る事じゃない。奏平もあれは黒歴史だろうからな…」
俺は首を傾げると、社長は嬉しそうに笑う。
「朝妻に覚えてもらっていたのは、俺だけということか…」
優越感に浸ったように社長は笑う。
「一緒に花を植えた人が社長として現れたら、そりゃ驚きます…」
エレベーターが開いて社長と乗り込む。
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