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「ああ、いい匂い……」
俺は蓮先輩を起こさないように、蓮先輩の隣で寝る。
マットレスはシングルなので、蓮先輩を抱き締めないと落ちてしまうので抱き締めることにする。
キングサイズのベッドでも蓮先輩を抱き締めていたけど。
「シングルを選んでくれたのはきっと樋上さんだな…」
樋上さんに感謝だ。
「なんでこんなにも落ち着くんだ…?」
蓮先輩の体臭…。
すっげー安らぐ。
「ああ、これが恋だからか…」
蓮先輩が好きだから。
好きだから、蓮先輩の体臭がいい匂いって感じるのか…。
好きだから、蓮先輩の傍にいて落ち着く。
すべては俺が蓮先輩が好きだから。
こんな感情初めて知った。
こんな感情を初めて教えてくれたのは蓮先輩。
俺がこんなにも抱き締めているのに、蓮先輩は気持ち良さそうに寝ている。
「蓮先輩も俺といるから、そんなにも可愛い寝顔を見せてくれているんですか、蓮先輩…?」
俺と同じように蓮先輩も俺の温もりが心地いい、って思ってくれたらいい。
「大好き、蓮先輩」
起きている時に言いたい。
でも今は、
「お休みなさい、蓮先輩」
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