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いつから僕の人生の歯車は狂い出したのだろうか。
いや最初から狂っていたのかも知らない。だって生まれてすぐの赤ん坊を男遊郭に捨てていくなんて碌な親ではないのだから。
せめてこの時代養護施設の前に捨てるなりしてくれればよかったものの...
まあ素性もわからない赤ん坊を育ててくれたここのオーナーには感謝しないといけない。
お金にしか興味のないあの人が途中で投げ出さず育て上げてくださった理由は一つしかないけれど。
、それは僕の顔と体がお金になるから。
親の顔が良かったのだろう、少し目じりの垂れた大きな目と小さな鼻にふっくらとした赤い唇がきれいに白く小さな頭に収まっているのだから。
おそらく僕は母に似ているのだと思う。男とは思えないほどの女顔だから。それにほかの男性よりも体が成長していかなかった。
こんな僕だから今ではこの店のトップの売り上げを誇っている。
この店には優秀な人が多いから二位の人でもそこら辺の店の子の数倍は稼いでいるだろう。
「さあもう時間だ。」
「うん」
お店が開き今日も僕は多くのお客様に抱かれるのだろう。
今日は誰も倒れないといいけれど…
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