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父親と視察2
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─────…
「………」
父親が勤務している所は社畜と言われた俺が働いていた会社と同じであった。国民から巻き上げた金を管理する場所らしい。
父親の性格から脱税とか許さなさそう。
「何があった…」
「それが───…」
不正な金の流れを追っていた捜査員が次々といなくなったらしい。
敵は予想の上をいっている。かなり爵位の高い者だと分かる。
父親は椅子に座ると両手で頭をかかえた。
父上よ…ストレスで胃に穴があかないか息子ちゃんは心配だぞ…
仕方ない…俺の力を貸すか。
「父上…俺のカメラを使ってみませんか?」
実はノアの姿を空中からも撮りたくてドローンを作ってしまったのである。
これがこんな風に役に立つとは。
「誰かに囮になってもらい。こちらのドローンで追跡します。一応、囮役の人はGPSもつけてもらいましょう。」
「……ドローン?ジーピーエス?とは?」
俺はドローンとGPSを出すと使い方を説明する。どこからか「おー」という声が聞こえる。
「父上、どうでしょうか?」
「お前がドローンを操作するのか?」
「はい。私は子供なので安全な所から操作させていただきます。」
「わかった。ならいいだろう。」
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