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前世
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『藤田くん残りも頼むね』
部長に言われて残された人間は、24時を過ぎても帰宅できない。残業なんて当たり前。
机の友は栄養ドリンク。英語で書かれた青い缶を口につけるが、一滴も出ない。
くそ…眠い
帰ったら好きなあの子の一日を確認するんだ。
わざわざ会社の近くへ引っ越したアパートに帰ると、ベッドへと倒れる。
天井には好きな子の写真が隙間なく埋められている。
アイドルグループのあの子を好きになったのは、数年前。アイドルに興味は無かったが、テレビでたまたま見た頑張るあの子に元気を貰った。名前はモエちゃん。
今日のモエちゃんは…
収録後、飲み会。
ドラマの撮影もあったらしい。
『モエちゃん!お疲れ様!』
声の主はモエちゃんのプロデューサー。モエちゃんの管理をしている。
『お疲れ様です!今日もありがとうございました!』
飲み会にはドラマ撮影の関係者が多くいるようだ。監視カメラをハッキングすると、モエちゃんが安全かどうかを確認する。
『ん?なんだ??』
飲み会の会場から少し離れた所に黒いワンボックスカーが見えた。
なにやら嫌な予感がする。
自分ではどうにかできない。警察に連絡すると、モエちゃんが待つ所へ走った。
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