アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
大切なお客様とは誰なのだろう。それが気になってしょうがない。いつもよりも周りを見てしまう。
「イロハくん、今日はどーしたの?いつもより周り見て警戒してるじゃん。それとも早く触って欲しい?」
以前痴漢された車掌。今日はスーツ姿で現れ横に立っている。
「違います。大切なお客様が乗ってるって言われて……」
「大切なお客様?それって俺のことでしょ。この前は当たらなくてね、初めて乗ってくれた時以来なんだ。あぁ……またイロハくんのエッチなところを見れるなんて……今回もいっぱい気持ち良くしてあげるね」
フハフハと息を荒くさせ、あらゆる所の匂いを嗅ぐ男。
相変わらず気持ち悪い。
「違いますよ。それは僕のことですよね?」
反対側のメガネの男が話しかけてきた。
「小さい頃から可愛いイロハくんが、この電車に乗ってくれた時は感動しました。初めて当たったタイミングで、偶然この電車に乗るなんて……奇跡です!しかも今日は触れられる。エッチなこのお尻を、開発してあげますね」
お尻を撫でられ背中がゾワゾワする。
「もう始めますか?もうちょっと顔を見てたいんすけど」
ゲームをやっていたヤンキー風の男が、俺の前に座り話しかけてくる。
「あんたの顔、フツーにタイプなんだよねー。こんな痴漢電車乗らなくっても、犯してほしいなら普通の電車で俺が痴漢プレイしてやるのに」
「べ、別に痴漢されるのが好きなわけじゃ……」「そーゆーわりにはヨガってるじゃん。ほら」
ヤンキー風の男がスマホの画面を見せてきた。
『……ンアァッ!』
車掌に乳首を舐められている動画。淫らな醜い顔。気持ちよさそうに感じ、胸を突き出しているように見える。
「おぉ、私の動画!何度も見てますが、こんなに感じてくれるんですね。この体は」
「……ッ」
ピンッとシャツの上から爪で弾かれる。一瞬でも気持ち良いのが伝わって息が漏れる。
「テレビの前では良い子、演技も上手くて可愛い男の子。この電車や動画の中では、オッサンたちの手に気持ちよくなっちゃう淫乱な男の子。さぁ、どっちの君が本当の君?」
「テレビの俺です。痴漢されてるのは、気持ち良いのは演じてるだけ」
……本当は違う。ただ、認めたくないだけ。こんな男たちに、監督に、気持ちよくされてるなんて……
「へぇー。じゃあ確かめよっか?自分でボタン外して。俺に乳首、見せて」
「……ッ」
ヤンキー風の男に命令され、男たちに見られながら一つずつボタンを外していく。
肌が空気に触れる。まだ誰も触ってないのに、見られてるせいか触られてる感覚して気持ち悪い。
男たちはただじっと露出した肌を見つめたまま、何もしない。
触るなら触れ……一番この状況が恥ずかしい。
「フフッ。最初は初々しくて可愛い乳首だったけど、今はもう色気溢れる大人な乳首になっちゃって……あぁ、エッチだなぁ」
「そうですねぇ。まだ触ってないのにツンツンしちゃって、早く欲しいって言ってます」
「じゃあさっそくお二人さん、イロハくんの乳首を弄ってやってよ」
「わかりました」
「では、さっそく……いただきまーす!」
「んンッ……ッ」
チュチュッ……と卑猥な音を立てながら、乳首に吸い付く男たち。右乳首を吸い付いた車掌は吸ったり舐めたりしてくる。対して左乳首を吸い付いたメガネの男は一度吸った後、クニクニと指で摘まんで弄ぶ。
「イロハくんはどっちが好き?ペロペロされるか、チューチューされるか」
「んあっ……」
「イロハくんはちょっと痛い方が好きだと思いますよ。こうやって弾くと体がビクビク反応してますから」
「ンンッ……」
吸われるのも、弾かれるのもどっちも気持ちいい。でもそれをこのヤンキー風の男に悟られてはいけない。
だってさっき俺は言ってしまったから。気持ちいいのは演じているんだと……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
35 / 44