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お風呂
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「七海、」
「はい。」
「風呂入ってくる。」
「かしこまりました。私も準備が終わり次第そちらへ向かいますね。
ちゃんと温まって待っていてくださいね。」
「……うん…。」
すんげぇニッコリしてんのはなんで?
また変なことでも考えてんだろう……。←正解
はぁ……。
七海のせいで重たくなった手足を動かし、服を脱いでいく。
「ふぅ……。」
湯船に浸かり、落ち着かせる。
許嫁の件にしろ、なんにしろ、俺一人で片付けられないものばかり増えていく。
親父はなんでも解決できて、どんどん追加されても、軽々と片付けていく。
こういうところで、俺は無力なんだと感じさせられる。
有栖川財閥のご子息ですから…
とか言ってなんでも俺に頼んで、自分は責任放棄。
俺はまだ18だぞ。
親父とは違うんだ。
…精神的に病みそうだな。
「失礼しますっ!斗蒼様のお背中を流しに来ましたっ!」
特に、七海のことで……。
「さぁ、斗蒼様!温まったでしょう!?お背中流しますので、上がってください!」
「なんでそんなハイテンションなの?」
「だって、斗蒼様の裸が見られ…ゴホンッ!斗蒼様とお話できて、何故、お体に触れることが出来るのですから!」
言いかけた発言より、言い直した発言の方が危ない気がするのだが…。
「…まぁ、そういう事にしておいて、洗ってくれるんだろ?さっさとしろよ。」
「洗いますけど、ささっとは済ませませんからね。」
「は?どう言う意味だ。」
「さ、洗いましょ!」
「おい。話を流すなよ。」
「頭から洗いますからねー。」
「……」
……もう、いいや。
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