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まじで…
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「ねぇ斗蒼、まじでやるの?」
「ん?そうだけど、なんで?」
「い、いや、俺、ムリ。」
「俺もやだよ。でも、やってみたいじゃん?親父の仕事。」
「え……」
「何、俺のやることに文句でもあんの?」
「大ありだよ!!…まぁ、止めやしないけどさー…。」
「じゃあいいじゃん。行くよ。」
慧は親父が苦手だ。
親父は俺のことも好きだけど、慧が大好きなんだ。
わかんないけど、何かいいらしい。
声、顔、手、など、全て親父の好みなんだと。
「斗蒼が受付してよ?俺が呼んだら大変な事になる。」
「えー。」
「一緒に行くから。」
「一緒に行くだけかよ。」
「んー、1日ゆーこと聞いてあげる。」
「しょうがねーな。」
「よしっ!」
超笑顔だし……。
どんだけ嫌なんだよ(笑)
かなと
「有栖川奏人はいらっしゃいますか?」
「有栖川社長のご子息様ですか?」
「はい。」
「となりの方は。」
「執事の七海慧です。社長に用があるのですが、お呼び出来ますか?」
「直接お部屋に行っても構いませんので、○階の社長室へ行ってください。」
「はい。ありがとうございます。」
直接行っていいんだ。
「ねぇ、やっぱ俺帰っていい?」
「は?何言ってんの?「ダメに決まってるじゃん。」
「え……?」
「久しぶりー!斗蒼ー!」
「く、苦しい。」
「慧ー!!♡会いたかったよー!」
「お、俺も、です…(涙)」
「慧、今日、泊まっていって。」
「え"っ!」
ゆい
「いや、今日さ、慧の兄貴の祐衣がいなくてさ。しかも、大事なパーティーがあるんだよ!俺一人じゃ無理なんだ。お願い。頼むよ。」
慧がちらっとこちらを盗み見る。
俺にもどうすればいいかわかんねぇっつの!
「お、俺も一緒にと、泊まってもいいなら、」
「オフコース!もちろん!大歓迎さ!」
「〜〜!」
ごめんって、これしか方法はないんだよ。
と、目で訴えるが、伝わってないだろう。
「まじかよ…(ボソッ」
ちなみに親父は、37歳だ。
少し年上の許嫁の人と結婚した。
デキ婚だけどな。
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