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依存…?
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親父から言われたとおりの部屋に行き、仕事内容が書いてある紙に目を通す。
「何だこれ、簡単じゃん。」
時間は結構掛かるけど、内容は簡単だった。
いくつかの資料を人数分コピーし、ホチキスで留め、何カ国かのものも自分で翻訳しそれもまたコピーしてまとめる。
たったそれだけ。
「早く終わらせて、慧に会お…」
―――2時間後―――
「………ふぅ…。疲れた…。」
慧に会いたい。
話したい。
抱きしめてもらいたい。
「慧……」
「呼びましたか?」
「え?」
「そろそろお腹空くと思って、夕御飯、持ってきた。」
「あ、あぁ…」
「どう?順調?」
「うん、まぁね。慧は?」
「うーん……、まぁなんとかって感じ。」
「早く終わらせて開放させてあげるから、待ってて。」
俺が慧とずっと一緒にいたいだけなんだけどね。
「うん。待ってる。」
「俺が、この仕事終わるまで、俺に触れるの禁止ね。」
「うん…。わかった。我慢する。早く……、いや、頑張ってね。」
じゃ、と言って出ていく慧。
行かないで…
待って……
「…………どうしたんだろ。俺。」
とりあえず、早く終わらそう。
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