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相方から恋人に 3
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それからしばらく話を切り出せないままネタの話や、たわいもない話で盛り上がっていた。
そろそろ話を切り出さないとほんとにまずい。
漢になれ俺…!
「… …ねぇ、かねち…」
よし、いいぞ…その調子だ…
「ん?なんですか?」
さっき頼んでいたラーメンを啜り、もぐもぐと食べながらこっちを向くかねちと目が合った。
いや、ほんとコイツかわいすぎんだろ…
って、そんなこと考えてる場合じゃない。
しっかりと合った目を逸らさないように。
行け… …!
「俺、さ…かねちのこと、好き…なんだよね。俺と付き合ってください。」
言った…ついに言ってしまった…
心臓がやばいくらいにドキドキ言ってる。
断られてしまったらと思うと怖くて仕方ない。
しばらく見つめ合っている相手の目は丸く、驚いていた。
そうだよな⋯ずっとただの相方だと思ってたやつから急に本気で告白されたんだ。
実際には少しの沈黙なんだろうけど、俺にはとても長く感じられた。
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