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相方から恋人に 4
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「… …ねぇ、かねち…」
しばらく雑談して、ラーメンを啜っていたら、りんたろーさんが呼びかけてきた。
「ん?なんですか?」
りんたろーさんの方を向いたら、なんか真剣な目を向けていている。
なんだろ…なんかすげー真剣なんだけど…
りんたろーさんにつられて、俺も顔を硬らせる。
「俺、さ…かねちのこと、好き…なんだよね。俺と付き合ってください。」
何を言われるのかと思えば「好き」だなんて言われてしまった。
その上付き合ってほしいだなんて。
その言葉の意味を理解できるのに少し時間がかかった。
暫く沈黙を貫いていて、やっと言葉の意味が理解できたと思えば、一気に心拍数は上がり、じわじわと顔に熱が集中するのを感じた。
「え、ぇと、俺も、りんたろーさんのこと好きで…ぉ、俺なんかでよければ…よろしく、お願いします…」
嬉しさとか混乱とかが混ざってぐちゃぐちゃな感情になって上手く喋れなかった。
俺がりんたろーさんのこと、恋愛感情を持って好きだなんてー生言わないだろうと思っていたし、言うつもりもなかった。
「まじで⁈あ〜よかったぁ…」
りんたろーさんが一気に安心した顔になったから、よっぽど心配だったんだな、と感じた。
俺、りんたろーさんのことすげー好きだから、そんな心配いらないのに。
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