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奇跡の軌跡3
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学校に復帰した次の日。
僕は無事バスケ部に入部し直しました。
マネージャーとして。
以前と全く違うバスケへの関わり方は難しく、ふとした瞬間、どうしてもバスケをしたくなる時も沢山ありました。
それでも、それによって新しく学べる事も多く、全てが悪かったということはありませんでした。
それに。
黄瀬君も、紫原君も、みんな。
以前のように、心から笑える時間を過ごせています。
それは奇跡で、きっと今までの軌跡から生まれたモノで。
だから僕は、この出会いに感謝していました。
さらに。
つい最近、伊東さんからとても嬉しい情報をもらいました。
車椅子で行うバスケの話です。
それは足が不自由な人たちが車椅子に乗りながらバスケをするというもので、慣れれば普通のバスケと同じくらいのスピードも出せるそうです。
それを聞いて、早速車椅子の練習を始めました。
手の筋肉がほとんどないので疲れっぱなしの毎日ですが、バスケが出来るという喜びを常に感じることが出来ています。
僕の周りは、本当に奇跡で溢れています。
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