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「可愛い子」シリウスside
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ミヤビは俺を呼び出した。何かと思って部屋に入るとノックにも気づかず楽しそうに足をプラプラさせてお菓子を食べているミヤビが目に入る。どこか子どもっぽい所があるのかな。
声をかけてその後はお茶会。さっきミヤビが食べていたお菓子を貰ったけどすごく美味しかった。
笑顔も何だか可愛くて思わずキスをしてしまった。ミヤビは顔を真っ赤にしていてとても可愛かった。
笑ったり恥ずかしがったりしている姿が可愛すぎて忘れられない。これって……好きなんだよね?
「はぁー……」
「どうした?」
でた、レイだ。
「……なんだその嫌そうな顔は」
だって……レイもミヤビ好きでしょ?
「なんでもない」
フイッと顔を逸らす。その先にミヤビがいた。
「あっ、ミヤビ!」
「あ、シリウス」
僕が手を振ると小走りで僕のそばに寄ってくる。
かわいいっ…!可愛すぎて自然と頬が緩む。
「……なるほどな」
「…?何か言った?」
と首を傾げる。
「なんでもない。それよりミヤビ、俺の部屋で遊ばないか?」
部屋?!
「ダメだよ」
「?シリウスどうしたの?」
「部屋で何するの?」
「……お茶だろ」
「本当に?」
怪しい、お茶ならリビングでいいよね。
「じゃあそれ以外何があるんだ?」
「えっと…、それは言えない……けど、……とにかくダメだよ」
チラッとミヤビを見ると1人でブツブツ言って考え事をしている。
暫くして考えが纏まったのか声を出した。
「えっと…どういう状況かよく分かんないけど……レイ、お茶は今度でもいい?俺さっき飲んじゃったし」
「………分かったまた今度な」
諦めたのかレイはどこかへ行った。
「ふぅ……」
安堵のため息が漏れる。
ミヤビは意外と鈍いのかもしれない。僕が守ってあげないと。
「ミヤビ、レイは警戒しないとダメだよ?」
そう言ってチュッと頬にキスをする。
「っ?!」
ボッと火がつくように赤くなる。
「ふふ、また真っ赤だよ」
「だ、だ、だ……って」
頬を手の甲で押さえて口をパクパクさせる。あー…パニックになっちゃった?
こういうこと疎いのかな。すぐに真っ赤になって可愛い。
「耳まで熱いんだけど……」
「ん?あ、ほんとだ」
「んんっ、……も、耳を触るなぁ!くすぐったい!!」
ふふ、敏感だなぁ。なんか面白くなってきた。でもやり過ぎたら嫌われるから程々にしないと。
「まぁとにかくレイは危ないから気をつけてね」
「う、うん……?」
レイなんかにミヤビを渡したら頭から足先まで食べられる!
レイ好きな子には積極的だし。気をつけないと気づいたら食べられてたなんて嫌だ。
ミヤビは絶対に僕の恋人にする。
「ミヤビ、離れちゃダメだよ?」
「えぇ……?なんでそうなった?」
「レイ危ないからだって!」
「うーん……まぁいいけど…」
と渋々許してくれた。お風呂もトイレもどこに行くにも一緒。これで一安心だね。
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