アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
※
-
ナカが怖いくらいにビクビクと風見さんを締め付けて、大きなソレが更に大きく硬くなっているのが分かった。
狂おしいほどに、愛おしくて。
ふたりで生きていることを感じて、胸が苦しくなった。
法律はまだ変わらない。
夫婦別姓でさえ、認められない国だ。
そんな小さな島国で、それでも堂々とふたりで手を繋ぎ、幸せな毎日を過ごすべく頑張っている。
おれは戸籍上、風見さんの養子として生活している。
本当は、子ではなく配偶者として認められたい。
でも、いまは法律が変わらない限り、家族にはなれないのだ。
ふたりの続柄を書くとき、いつか、いつか、いつかの未来で、夫夫と書けたら嬉しい。
「・・・もっと、抱き、しめて。」
整わない息で、必死に言葉を紡いだ。
「小夜、・・・本当に抱き潰すかも。」
グリッと後ろから左足をあげられて、体を捻られていく。
風見さんのソレはおれに深く穿たれたままなせいで、ナカを強く捻られることになって、おれはひぃひぃと声を上げた。
良いところがグリグリと擦れて、勝手に太ももが痙攣した。
「愛してる。」
仰向けにされて、おれは自分の肩に膝が着くくらいに折り畳まれた。そうすると自分のお腹についた性器の先端がピンク色の口をはくはくと動かしながら、少しずつ精液を垂れ流しているのが見えた。
「・・・小夜、ずっとイッてるね。」
「うん・・・止まら、ない、の。」
ずっと気持ち良い。
風見さんのソレがおれの良いところを擦って、その度におれの精子が飛び出してしまう。
「小夜のナカ、気持ち良い・・・。ずっと挿れておきたいくらいだ。」
ゆっくりと抜かれて激しく突かれると、おかしくなりそうだった。
抜かれる時は、ゾクゾクと快感が背筋を這い上がってくる。激しく突かれると、信じられないくらい奥に入ってきて、圧迫感と擦れる強さに一瞬気が遠くなる。
気持ち良くてたまらなくなって、思わず抱きしめられた肩口に濡れた額を擦り付けた。
「あっあっあっあっ・・・」
揺さぶられて、視野がガクガクと揺れる。
だんだんと激しく抽送されて、おれは堪らず風見さんの背中に縋りついた。
世界はまだ変わらないけど、こんなに愛し合えている。
好きで好きでどうしようもない。
どんな人にも言える。
おれは、風見さんのことを
「愛してる、愛し、てるっ・・・!」
「俺も、俺もだよ。」
ああ、もうイク。
イッてしまう。
風見さんのソレも、さらに大きく張り出して限界が近づいてきていた。
「ぁ、イッ、イク、イッちゃう・・・!」
「俺もイクよ、俺もイクッ!」
息が出来ない。
獣のように唸りながら、ゴールに向かって駆け抜けた。
どんなことがあっても、風見さんと一緒にいよう。
死がふたりを別つまで、側にいるのだ。
そして死んでしまったら、あのハワイの約束の場所に行くのだ。
手を取り合って、そこからふたりで天国へ向かう。
それが、ふたりの約束。
呼吸が落ち着いてから、首を動かして窓の外を見た。
眩しいくらいの青空を見て、ふたりの未来が明るいと約束されたように感じて、おれは幸せを噛み締めながら、愛しい風見さんの頬に頬を擦り付けたのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 5