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第三章
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「マジで言ってた男だったのかよ!?」
響弥のマンションに帰って来た迅鵺と響弥は、あの男にそっくりな悠叶が来店したことを話していた。
流石の響弥も声を大きくせずにはいられないといった様子で、前のめりになって迅鵺を問い質す。
「ま、マジっす。でも、外見は一緒なんですけど、まるで別人なんですよね・・」
「そんなの演技に決まってんだろ!?どういう事か意味わかんねぇけど同一人物なんだとしたら、その悠叶とかいう奴、腹ん中じゃ何考えてるか分かったもんじゃねえっ!」
迅鵺の言葉に、少しの迷いもなく興奮気味に言う響弥は貧乏揺すりをしている事からイライラしているのが分かる。
「とりあえず予定通り一度迅鵺のマンションに行くぞ。今のうちに寝とけ。」
迅鵺は返事をして寝室のベッドに横になると、今日の出来事をぐるぐると考えていたが、いつの間にか眠りに就いていった。
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