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第六章
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「──────んんっ」
無理やりキスをしてくる響弥に、抵抗して暴れる迅鵺。けれど、響弥は迅鵺より背も高く上に乗られていては上手く逃れる事が出来ない。
迅鵺の中に押し入ろうとして、ヌメッとした温かくて柔らかい物が唇を這った時、迅鵺はすかさずそれに噛み付いた。
「──────つっ」
舌にピリッと鋭い痛みを感じた響弥は、顔を上げると口から血が滲み出ている。それを拭いもせずに迅鵺を見下ろした。
「な、なんでこんな事するんすかっ!?止めて下さいっ!」
「言っただろ。俺も好きにするってな。止めて欲しいならお前も危険な事はするな。アイツの事は忘れるんだ。」
悠叶の事を言われて、言葉を詰まらせてしまった。
迅鵺は、ハッキリと悠叶に会いに行くと決めた訳ではない。それでも、自分を守る為に意見を変えるような男ではなかった。
「────わかりました。こんなんで響弥さんが納得するってんなら、抱いて下さい。」
「────っ、・・・そうだな。お前はそういう奴だ。そう簡単には自分を曲げない。命の危険があるかもしれねえってのにっ・・どうなっても知らねえからなっ!」
響弥は、一瞬傷付いたような悲しみを瞳に揺らめかせたが、すぐにその表情も強気なものに変わる。
もう一度キスをすると、そのまま唇を首筋に滑らせてリップ音を鳴らしながら迅鵺のシャツのボタンを外していく。
全てのボタンが外されて、迅鵺の白くて綺麗な肌と程好く付いた筋肉が露になる。
響弥は生唾を呑み込み、自分の右手を迅鵺の腹に当てると、徐々に上へと動かしていき形の整ったピンク色の乳首を人差し指で撫でた。
その瞬間、迅鵺はビクンッと身体を跳ねらせ短い吐息を漏らす。
「─────っ、くそっ・・」
無理やり抱こうとしてるというのに、迅鵺の敏感に反応する身体に興奮してしまい、毒を吐く響弥。
けれど、響弥は続けた。
迅鵺の左の乳首を右手の人差し指と中指で円を描くように擦って、反対側の乳首には唇を押し当てる。
「───ふっ・・」
押し当てた唇から舌を出し、舌先で転がすようにしたり、軽く噛んだり、強く吸ったり、水音をたてながらの愛撫に、迅鵺は目をギュッと瞑り口には手を当てて耐えた。
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