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第八章
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『おいおい、迅鵺。まさか、そんなつまんねぇもん着るつもりじゃねぇだろうな?』
営業前の更衣室で白いスーツに着替えていた迅鵺に、良からぬ事を考えているとバレバレな表情を浮かべた響弥が声を掛けてきた。
『───な、なんすか?嫌な予感がするんすけど・・』
悪い予感に警戒する迅鵺だが、震える兎のうように無力だったと思い知ることになる。
『おーいっ!お前ら、頼むぞーっ!!』
響弥の一言で、翔を含め三人のホストが更衣室に入ってきて、いきなり羽交い締めにされる迅鵺。
『なっ!?や、やめっ──・・』
迅鵺の抵抗も虚しく、三人がかりでは敵う筈もない。助けを求めて更衣室入り口の方を見ると、水色のきらびやかなヒラヒラとしたドレスを広げて見せつけてくる響弥が目に入った。
『ちょっ、マジ冗談きついっす!』
けれど、一人が羽交い締めにし、もう一人が足を抑え、着たばっかりの白いスーツのボタンを外していく翔に為す術もない。
シャツのボタンまで外されて、腹筋や乳首まで丸見えの状態。
そんな迅鵺のベルトに翔の手が伸びた時、迅鵺は降参したのだった。
『わっ、わかりましたっ!着ますっ、着ればいいんだろっ!?』
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