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最終章
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迅鵺は、まだ荒い息を整えながら悠叶のアイマスクだけを外した。
「────迅鵺さん・・手錠も外して下さい。」
達したばかりの火照った身体、汗ばんだ肌、麗らかな瞳、荒い呼吸をする胸。そして、トロトロに濡れた淫らな肉棒。
迅鵺の全てに釘付けになり、目が離せない悠叶は、思わず生唾を呑み込んだ。
「悠叶さんは、そこで見てて下さい・・」
迅鵺は、悠叶の言う事は聞かずに悠叶の反り立つ肉棒を口の中に含んだ。
「────あっ、と、迅鵺さん・・そんなっ、ダメです、これ外して・・・」
ダメだなんて言いながらも、しっかりと反応している悠叶は、自分の肉棒を口で愛撫する迅鵺の表情に興奮して、沸き上がってくる欲情を抑えようと理性を働かせる。
“ぐちゃぐちゃにしてやりたい”
“痛みを刻み込んでやりたい”
“その顔を苦痛と快楽で歪ませてやりたい”
悠叶の歪な欲望は、色濃く瞳に表れる。
ギラギラとした深く吸い込まれそうな悠叶の瞳。
けれど、悠叶の僅かな理性が否定しようとする。
“迅鵺さんを傷付けたくない”
それなのに、どうしようもなく滾る想いが迅鵺を自分の好きにしたいと訴えてくるのに、酷く葛藤した。
「─────はあっ、はあっ、と、迅鵺さんっ・・くぅっ!」
容赦ない迅鵺の愛撫に、身体は正直に追い詰められていって、ついに悠叶は絶頂を迎えた。
「はあっはあっ・・す、すいません。口の中に出しちゃいました・・・」
申し訳なさそうに言う悠叶だが、そんな悠叶を見詰めながら、迅鵺は口の中のドロリとした液体を呑み込んだ。
「と、迅鵺さんっ・・!?」
「この間、俺のもこうしたじゃないですか。」
迅鵺のまさかの行動に悠叶が狼狽えるのに対し、迅鵺はサラリと言って退けた。
そして、悠叶を縛り付けている手錠を外そうと、悠叶に近付いた迅鵺は、ハッと気付く。
「────悠叶さん、泣いてんの?」
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