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What Kind of Situation?
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「……ぅ、…っ!」
ボンヤリと目を覚まし体を起こすと、頭の痛さと気持ち悪さに動けなくなった。
記憶の整理をしながら辺りを見回すと、見たことのない部屋にいた。
家具はかなり高価そうなものばかりで、寝っ転がっているソファはちょうどいい柔らかさで気持ちよかった。
しばらくすると頭痛と吐き気もおさまり、俺はソファに座り直した。
「起きましたか。」
扉が開くと副会長が入ってきた。
心配しているかのような言葉に、やっとか、という思いが含まれているのに気がついた。
「なんですか。俺なんかしました?」
状況が飲み込めず、尋ねる。
「質問はこちらからします。役員が揃うまで、黙っていなさい。」
副会長の冷たい言葉が刺さる。それでも俺は状況が理解できなかった。
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