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The Second Act
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そして俺は、寮の部屋の前で立ち止まっている。
『んぁ…っ、も、やぁ……っ!』
『琉樹がイキ過ぎなんだって。きもちい?」
『んぅっ!…っは、……も…、は…ゃくぅ……っ!』
『ダーメ。約束破った罰だから。』
『…ふ、…ぅ…、ゃ、ら…っ、も、…やらぁっ!』
ドアノブにかけた手を戻す。そしてそっとUターン。
俺の修羅場を無視したアイツらの行為には空いた口が塞がらない。つってアイツらが俺の修羅場を知ってるはずないんだけどな。
とにかくそんなイカ臭い部屋の隣で蓮に電話をかけるなんてこと、絶対にしたくなかった俺は、まだ飯の時間には早い食堂へと向かった。
食堂のいつも俺が使うフロアはあまりの人気のなさに全く人がいなかった。
他のフロアには数人のいたんだけどな。
フロアの隅のテーブルに座って携帯を出す。
連絡先の登録数が極端に少ない俺の携帯。時間をかけることなく、大路蓮の名前を見つけた。
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