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18歳以上ですか?
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添い寝(※R-18)(※メリバ、嘔吐、NTR、レイプ等注意)
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「___は?」
「だぁかぁら〜、何度も言ってんだろ?ふふ、俺〜、彼氏が出来たんだ!」
つい3日前に22歳を迎えた俺は、大学で出来た友人達と酒をバカみたいに煽って、家に着いた頃には夜中の2時を回っていた。ふと携帯の画面を覗くと、不在着信が1件。それと、お祝いのメッセージ。送り主は、高校時代に密かに思いを寄せていた朔夜だった。
「マジかよ……」
最高の誕生日プレゼントだな、なんてニヤつく頬を手で抑えつつ、酔いが回って上手く働かない頭で必死に文字列をなぞる。
『誕生日おめでとう!俺のこと、覚えてる?』
勿論。てか、忘れるわけない。
『もう22歳か?早いな〜!』
それ俺のセリフ。
『今度、飲みに行こうぜ!お前、いつなら空いてんだよ?笑』
飲みに行きたいって思ってくれてんのかよ、もしかして俺にもワンチャンある?……なーんて、俺相当舞い上がってんなぁ。
「も、ち、ろ、ん、い、け、る」
気持ちがはやりすぎて、文字を打つのですら億劫だ。軽快な送信音と共に、返信が画面に表示される。……が、既読はまだつかない。当然だよな、もうこんな時間だし……携帯を布団に投げ出して、そのまま自分も倒れ込む。ふわふわとした意識はそのまま心地好い睡眠へと移り変わっていった。
机の上には、生ビールが2つとたこわさ、冷奴、枝豆。対面には、長かった前髪を眉下くらいまで切って、高校時代よりも爽やかな印象を与える朔夜がいた。小柄で線が細くて、サラサラな黒髪には天使の輪が出来ていて、気を抜くと手を伸ばしそうになる。乾杯の挨拶も早々に、暫くは昔話で盛り上がった。そして、近況報告。どこかそわそわした様子の朔夜はとても可愛くて、脳天気な俺はあるはずも無い展開に若干の期待を膨らませた。
「な、なぁ……大樹」
「んだよ、どした?そんな改まって」
らしくねーなっ!なんて軽口を叩くと、朔夜の顔も少しばかり綻んだ。好きだ。
「そ、そのぉ……俺さ」
「ウン……?ふふ、なに」
「あ、その前にさ!絶対引くなよ!これ約束な?」
そう言うと朔夜は、目の前に小指を差し出した。なにそれ、かわい。勘違い、しちゃいそうになる。
「当たり前だろー?俺とお前の仲じゃん」
まるで幼い子供のように指を絡めて、指切りげんまん。俺と比べると、朔夜の肌は白くてきめ細かい。節くれだった俺の手と困ったように眉を下げた朔夜、そしてその手を交互に見ながら、次に出る言葉は何だろうかとぼんやりと考えていた。
「その言葉、忘れんなよー?……その、俺……」
「彼氏、出来た……。」
照れくさそうに目を逸らす朔夜は耳まで真っ赤に染まってて、いやに俺の脳に強く焼き付いた。
「はっ?」
「彼氏が、出来まシタ……」
「……はっ?!」
「か、彼氏が出来た!」
「___はっ??!」
「和田ア〇子かよお前はっ!」
くすくすと笑う朔夜とは対照的に、俺の目の前は段々暗くなっていく。はは、あぁ今、ぜってぇ顔引きつってるわ……。
「か、彼氏……?彼女じゃなくて……?」
「そう!しょ、翔君って言ってさー!俺とは違ってちょっと派手で。肌は焼けてるし金髪だし?あ、でもでも、身長はそんなかなー!俺と同じくらい!目つきもちょっと悪いけど、顔はかわいーの!」
……いやいや、聞いてねぇからそんなん。てかなに、お前、ソッチもイケたの?初耳だし……いっそ、彼女ってんなら、諦めもついたのに。
「い、いやいや、冗談キツいわー!え?てかなに、お前ソッチかよ!!ウケるわー!」
「いやいやそれがお前、マジなんよ!ヤバくねほんとに、ははは……」
キラリと朔夜の耳に光ったオレンジ色を見た。
パシン!
笑い声を遮ったのは何か、俺の手の痛みと真っ赤に腫れた朔夜の頬が教えてくれる。思ったより力が入ってしまったようだ。目を見開いてビビる朔夜に、気付いたら一方的に罵声をあびせていた。
「ッッざけんなよ!!なにが彼氏だ!!翔君??気持ち悪ぃ!!!!」
「っ、それは、ないんじゃねぇの?てか、俺はともかく翔君は悪く言うなよ……!」
「るせぇ!!!黙れよ、クソホモ野郎が!!」
「なっ……」
朔夜の腕を強く引っ張って、レジに伝票と5000円札を叩きつけてタクシーを呼んだ。その時はただただ必死で、暴れる朔夜を横目に無駄にタッパのある俺は掴んだ腕を一切緩めることなく家に引きずり込む。その間、信じてたから言ったのに、とか痛い離して!とかなんとか言ってた気がするけど、正直全く頭に入らなかった。
鍵を開けて朔夜を玄関に投げると、そのままトイレに押し込んだ。
「あぁ、俺の朔夜……一体どこまでしたんだ?目ェ離した間に随分汚れちまって……。ごめんな、もう二度と、離さねぇからさぁ……」
「は、はぁ?大樹、何言ってんだよ……。お前、さっきからおかしいぞ?」
ガタガタ震えて、潤んだ目を必死に見開いて。涙が溢れないように必死なの?朔夜……。
「ごめんな、ごめんな……。とりあえず、うがいはしてもらわないと安心出来なくてさぁ……」
無理やり俺に背中を向けさせて、顔もそのまま便器の方へ。手入れの行き届いた髪を乱雑に掴んだ。頭もちっせーんだな、丸くて綺麗な形してて、堪んねー……。
「な、なにを」
「黙れ!!!!!」
言うが早いか、そのまま朔夜の顔を便器の中に突っ込んだ。
「がはっ、い゛っ……?!?!がッ、アァ゛……ぉ゛えっ!!」
がんがん押し付けるせいで額からは血が滲んでるけど、そんなの気にならなかった。トイレって結構水少ないんだから、口しっかり開けてもらわないと、中まで洗えないでしょ、ねぇ?朔夜、朔夜、朔夜……!可哀想な朔夜、彼氏とかいう男のちんぽ咥えたの?キスして、舌とか絡めたの??あぁ可哀想に、可哀想に……!!!
「……もっと口開けろって。」
何度"うがい"させたか分からない。ほとんど水なんか顔についてなかっただろうけど、それだけでもだいぶ支配欲は満たされて……ようやっと顔を上げてやった。
「げっ、ぉぇ……ごほっ、」
「きったねぇツラ。……けど、こっちのがいいんじゃない?」
ははっと乾いた笑い声がもれたが、それに感情はこもっていなかった。額から血をだらだら垂らして、鼻水とヨダレと涙、鼻血でぐちゃぐちゃの顔に睨まれる。目はギラギラと光ってるものの、その殆どは恐怖で掻き消されていて、全くといっていいほど怖くない。逃げられないように背中を踏んずけながらベルトを緩めて、そのまま背中の後ろで手を縛ってやる。
「……そこで待ってろ。逃げようとしたら更に酷くなんぞ。」
布団に朔夜を引っ張ってって、俺はある物を取りに行った。
「お、おい!!何すんだよっ!!大樹……ヒッ?!」
喉の奥から息が抜ける様な声とも音とも言えない悲鳴を上げて奥歯をガチガチ鳴らす姿に、ただひたすら興奮する。朔夜の視線の先は勿論、俺の手……もっと言うと、その中にあるローションだ。
「朔夜……俺の気持ちに気付いてなかったなんて、言わせねぇからな。」
乱雑にズボンを脱がす。スラックスだから脱がすのは容易だった。下着は紺色のトランクスか……薄手の生地越しに朔夜のを触った。勃ってない、当たり前だけど。さらさらとした生地に隠された尻を撫で回して、今から何されるかをじっくり分からせてやる。蹴られないように片方のふくらはぎはしっかり押さえつけて、下着を下ろした。まだ弱々しく抵抗してくる朔夜の健気さに、愛おしさとそれ以上に苛立ちを感じて、腹パンを1発決めてやった。
「げほっ、……ヴっ……だ、だずげっ……しょう、くッ……」
「は??またそいつ??もっかい腹パンされてぇの??……ほら、なんか俺に言うことあんだろ。」
「……しねっ!!大樹の野郎!!お前なんか大っ嫌いだ!!!」
ブチッ
そこからの記憶はほとんどない。気が付いたら俺は、朔夜に跨って獣のように腰を打ち付けていた。若干血が出てたけど、それすら潤滑剤の代わりになってて、最高に気持ち良くて。下を見ると、ぶっ壊れたように口をはくはくさせて喘いでる朔夜と、翔君♡なんて書かれた通話画面が目に入った。男が啜り泣く声を聞きながら、ひたすら突き上げる。
『ぐすっ……さく、や……ァ、ふっ……ぐぅッ』
「あ゛っ、あ゛ーーー……♡んっオ゛ッ、?!おっほ……♡♡イっく、イクイグッッ」
「あーーーーー……おれも。きもちぃよ、朔夜……1番、奥に……ヴっ」
通話はそこで途切れた。
翔君とやらは、耐えられなくなったのだろうか。まあ愛する人の犯される声を聞かされたのだからそれも当然と言えよう。
「さあ、朔夜。これで、もっともーっと、楽しめるね?」
「????♡あっ、ん……♡」
それから何日経っただろう。俺たちは毎日の大半繋がっていた。風呂は朔夜が寝てる時に済ませ、食事もウィダーと水で賄っていた。そうでもしないと、罪の意識に苛まれた朔夜は昼夜を問わず発狂するからだ。意識が覚醒すれば身体を掻きむしり、頭を壁に打ち付け、唇をズタズタに噛んでは血だらけにする。そんなの、見ていられないだろう?
ただ、もうこんな生活は終わらせても良いんじゃないかなって、最近思い始めたんだ。
「ねえ朔夜。」
「…………………」
「俺達には、こんな世界は狭すぎると思わないか」
「…………………」
「ほら、一緒に楽になろう?」
「………………………」
俺の手に持つ包丁をみて、朔夜は久しぶりにへらりと口角を上げた気がした。
翔君とやらには、LINEで俺の住所を送っておいた。抜け殻くらいは見せてやろうっていう、俺のお情け。なかなか粋でしょ?じゃあ、俺も……
「すぐに逝くからね、朔夜」
朔夜の体液がベッタリと付いたそれをつき刺せば、俺達は本当の意味でひとつになれた気がした。
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