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僕がΩ??
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「ゆーうー!終わった??どう??結果は??」
「まだ。ちょっとあんまりくっつかないで。」
「なんだよ。俺がαだからってくっつくなって言ってんのか??」
「違う。拓也は拓也でしょ??それに、αだとしても、あいつらみたいな快感だけを求めて抵抗の出来ないΩを抱いているやつとは違う。」
「ふっ……なら、ちょっとぐらい抱きしめさせろー!」
「うわっ、ちょっと……!!離れろ!」
こんな風に僕を抱きしめてくる男は、この世に1人しか居ない。
中森拓也。
こいつは幼なじみで、まぁ、最初はαって聞いて関わりたくないって思ったけど、幼稚園の頃から何度も何度もよってこられるうちに心を許すようになった。
幼稚園の頃は悠ちゃん!悠ちゃん!って寄ってきて可愛かった……のに。
今は……
「ゆーうー!たっくん疲れちゃったよォ……」
こんな風に僕を見かけたら何度も何度も抱きしめてきて……はぁ……嫌になる。
「誰がたっくんだよ……!」
そう言って僕は、拓也の頭を殴る。
「いってぇ。昔はたっくん!って言ってくれたのに……」
まだ、昔のことを……
「はぁ……」
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