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樹
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「なぁ……悠俺な……」
キーンコーンカーンコーン
「なっちゃったね。どうしたの?」
「……っ……なんでもない……」
「そ。じゃあ、また放課後ね。バイバイ」
「おう。またな。」
こんなことダメだよな……
悠に伝えたいけど、つたえる勇気がない。
伝えないといけないのに、伝えたら嫌われる……それが怖いんだ。
悠のことが好きでどうしようもないくらい好きで……早く番にしたい……。
そう思うんだ……悠が結ばれるべき相手は僕じゃないのに……
運命の番だったって分かった時は、飛び跳ねそうになったぐらい嬉しかったんだ。
だから、動揺を悠に見せないように、「そんなことどうでもいい」と、冷たくつきはなったんだ。
いつか、言わないと……でも、言う時は……その時が来たら……俺は……悠から……
悠から……離れよう。
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