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2人の幸せ
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【「俺は、悠と拓也が両思いって知ってた。」】
「え?どういうこと?」
「悠のこと好きだから、いつ告白すればいい?ってずっと相談させていたんだ。それを、俺は、悠も拓也が好きだから今言えって言わずに、私情で卒業式にしたら?と言ったんだ。最低だろ?ごめんな。」
え……そういうことだったの……?
てか、拓也と両思いだったの……?
どうしよう……??
て、何が?迷いなんてないのに……
「ごめん!」
そう言って、僕は、家へと走った。
まって……全然わかんないよ……!
樹は、ずっと僕に嘘をついていたの?
いや、そんなことはどうでもいいんだ……
……それより……樹はいつから僕のこと好きだったの???
なんで言ってくれなかったの?
なんで、今本当のことを打ち明けたの……?
僕とはもう関わりたくないから……?
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