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2人で過ごす上で
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「はぁ…全部いえたぁ!!すっきりだ!!」
「…」
今は嬉しさと辛さで複雑な気持ちに含まれている…
「そんな顔するなよ悠!!必ず樹より良い男連れてきてどーた?羨ましいかよ?ってするからよ!」
これは拓也なりの場の空気を変えようとする気遣い。
それは知ってる…知ってるからちゃんと…僕は…
「おい?俺よりこいつに似合う男いねぇから」
え?
「ふっはっはは。珍しく黙ってると思ったら笑笑そう来るのね笑笑」
なんかジーンってする。なんて言うんだろうこの気持ち。
大事にしたくなるような、大事にされているようなそんなホワホワした気持ち。
「樹…」
「ん?なんだ??」
「僕…変かも」
「はぁ??どーゆーいみだ??」
「ごめん。困らせて…なんか、ホワホワする。なんて言うんだろ…この気持ち…」
伝えられないほどの何かがきっとあるんだこの気持ちに
「お前の考えてること??そんなの…俺のことが好きそれだけで充分なんだよ。」
「ぷはっ。もーそろ痛いよ樹」
「うっせ!てめぇに言ってねぇんだよ」
「そっか、そっか」
「「ん???」」
これはそーゆー単純な事だったんだ。
ただただ樹に今よりもっと甘えたい、ずっとそばにいたい。
そーゆー少しずつ溜まっていた目に見えない独占欲が
1つずつパズルのように合わさって1つのものになったんだね。
拓也が僕にくれたものは友情の大切さ
樹が僕にくれたものは幸せ
言葉にしたらすごく少ないものだけど、どれも視界に入ることができないほどの大きさを持っていてどれもボクの大切なもの。
2人で過ごす上で。
僕たちは色んなものを積み重ねて、樹と1つの光を作れたらいいな。
~第1章 完~
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