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お嫁さん
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はぁ......待ち遠しいな。
そういうときって、すぐ時間が過ぎていく。
気付いたらもう放課後だった。
「西川君」
荷物をまとめてすぐに西川君の席に向かう。
周りの目が少し気になったけど、いいんだ。
僕は西川君から誘われたんだもん!!!
「おう、いこっか」
僕はウキウキで西川君と教室を出た。
いつもは痛い目線も、今日は優越感を感じさせる。
「なんだかお買い物って夫婦みたいだね」
嬉しすぎてとんでもないことを口走ってしまった。
「はは、そうだな?」
西川君はそれでも笑ってくれてすごく嬉しい。
「きっと高宮はいいお嫁さんになるな」
西川君はそういって空を見上げた。
「お、男はお嫁さんにはなれないよ!」
「高宮ならなれそうな気がする」
どういうことだよぉ......
よくわからなかったけど、まあ誉め言葉として受け取っておこうかな。
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