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「ここ、来てみたかったんだよね」
そう言って西川君は、お店の前で立ち止まった。
「いろいろ安いって聞くし」
そう言いながら西川君はお店の中に入っていく。
「待って~」
置いていかれないようについていくと、西川君の背中にぶつかった。
「どした?」
そう言って振り返った西川君と目が合う。
凄くドキッとして、顔が赤くなってしまった。
......なんで?
僕は慌てて後ろを向いた。
「なんでも、ないよ」
しばらく西川君の方を見ることができなかった。
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