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部屋に戻ると明希は泣いて一希が慰めていた
「どうした?」
「あーやっと帰ってきたー
葵が居ないから泣いてるの」
苦笑して明希を抱き抱えようとしたが、拒否してきた。
それでも俺は抱き寄せ背中を撫でる。
「やだ」
「なんで?」
「居ないもん…」
「仕事だもん」
「じゃあここにもう来ない」
「なぁんでそんな事言うんだよ」
明希は泣きながら俺の胸を叩いてくる
一希は驚くが今は無視
「明希って叩くっけ?」
「いつもの事だよ」
「そうなの?」
「あぁ。院長になったんだから走り回る事はないからな。
基本的ここに座ってるけど明希からしたら居ないって思うんだろうな
部長してた時はいろいろ動いてたけど」
明希からしたらトイレ行くだけでもどこかに行ったって意味なんだろう。
「ちょっと散歩でも行く?」
「行かない」
明希はふてながら言っていたが、内心は行きたいのだろう
一希は諦めずに明希に話しかけていた
明希は明希で無視していた
「やだ」
明希はやだ、やだと言っていたが、抱き抱え歩き出す
小児科に行くと明希は降りて医局に入り透の傍に行く
「小児科に来ると毎回透の元なのな」
「そう?それは知らないけど」
「小児科に来ると降りて毎回透の所に来てるよ
明希からしたら透は優しい人かも
俺や夏樹は毎回治療するし
前は夏くんって懐いてたけど」
「今も懐いてると思うけどなぁ」
「そういう葵に明希は懐いてるじゃん
毎回嫌な事するのに嫌われないもんな」
4人で歩いているとなぜかみんなが集まり院長室に戻る。
みんなからしたら明希は可愛がられてるからかもしれない
無邪気で可愛いし
院長室に着くと明希は抱っこしてと言ってきた
「甘えん坊だよな」
「ダメ…?」
「可愛いって事」
明希はニコニコしていた。
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