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意地悪 3話
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「なあ、本当に開発すんの?」
「え、もしかして今更すんの怖くなった?」
首を振る。
「するのがじゃなくて、開発した後に零次がまた俺の前から離れたらって思うと、可笑しくされるのが怖い」
「ああ、そういうこと。んー、今は本当に離れる気ない。海里は俺がそう考えてくれてるとは信じてくんねぇの?」
「ち、違う! 零次の言うことならなんでも俺信じる……でも怖い」
「そっかそっか。まぁ、未来なんて誰にもわかんねぇもんな。……そしたら、首輪でも探すか」
「え?」
「海里に首輪つけて、俺は手錠をして、首輪と手錠をチェーンで結ぶの。そうしたら、俺も海里も嫌でも離れられないだろ?」
確かにそれはそうだ。
「う、うん。首輪つけて。でも外じゃなくて、家の中限定で」
「ああ、もちろん。そしたらニップルと首輪と手錠が着いてるやつ探すか」
「ニップルって?」
「んー、悪くいうと、乳首を開発するための道具」
「ああ、そうなんだ」
「あぁ。どうせなら猫の探すか」
そう言うと、零次はスマフォを十秒ほど操作してから、俺に見せた。
スマフォには商品のページが映っていた。
首輪と手錠がチェーンで繋がれていて、鈴が着いた洗濯バサミのようなものが二つある。全部で五セットの商品だから、猫耳と尻尾のついたアナルプラグまでご丁寧にあった。
「耳と尻尾要らない」
「ま、そうなるよなー。そしたらこれとこれは?」
零次がスマフォを操作して俺に渡す。
今度は首輪と手錠がチェーンで繋がれたのと、ニップルとリングがチェーンで繋がれたのを見せられた。なぜかニップルだけじゃなくてリングも大小と二つずつある。
小さいのはチェーンと繋がっていて、その先に一回り大きなリングがあるから、たぶんリング同士を繋ぐための役割しかないのだと思う。だとしたら大きいのはなんだ。
「このリング何に使うの」
「あーそれ……海里の性器にハメて、イかせないようにするためのもの」
大きいのを指さすと、零次は頬を書きながら答えた。
「は? 嫌だ! つけない」
「えーそれやった方が乳首開発できていいと思うんだけど」
「や、やだ」
「海里おねがい。開発したらもうそれやらないから」
お願いじゃねぇんだよ。
「海里ー」
俺に抱きついて、零次は懇願する。
ダメだ。零次が好きだから、許してやりたくなってしまう。
「やらない」
「そしたら首輪も買うのやめようかなぁ」
それは嫌だ。
「れ、零次……は、ハメていいから。でも、ちゃんと痛くないようにしろよ」
「ふ。りょーかい」
俺の頭を撫でて、零次は満足そうに笑った。
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