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拾 弐
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10分後__
「もっいいだろっ!まだ準備終わってないんだ」
「だぁからぁ!!嫌です!こうしてないと死んじゃうんです!!」
「いい加減にしろ!」
「………じゃあ…キスしてくれたら放します」
「はっ?!」
先輩の頬が紅く染まった
どうしてこんなに愛おしいんだろうか
「いやなら良いんですけどね」
「っ…」
俯いて恥じらっている様子が小動物みたいで堪らない
この光景を一生忘れずにいたい
きっと''永遠''なんてものはないから
目に痛いほど焼き付けておこう
そうすれば何があっても乗り越えていける気がする
そんなことを考えていると
唇に柔らかい感触がした
「…っ、」
「っ!!い、今、俺生きてますか?」
「もういいだろ!はなせ!」
「え、もう無理です。可愛すぎて放せません。全俺が放しちゃだめだって騒いでます。」
「おまえなぁ…!」
「うわっ」
「放せ」
「スイマセン…」
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