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「ゔっ、がはっがはっ、げほっ!」
あー。口ん中切れたかも。
右頬がジンジンと痛む。
俺がクリーンヒットしたと思っていた足は首輪を掴んでいた手で押さえられていた。その瞬間俺の右頬目掛けて飛んでくる拳。
手加減もしないで至近距離で殴られた俺の顔は左を向いている。
酸素を吸うために口をパクパクと動かす。肩を上下に揺らしている俺に向かって生徒会長はにこりと微笑んだ。
まだ息が整っていない俺の前髪を鷲掴み、自分の方へ向ける。
「はぁ…は、ぁ…なん、だよ。」
「フフ、その表情たまらないです。」
気持ち悪いんだよ変態が。心の中で罵倒しながら睨みつけてやると、奴は前髪から手を離し俺の両足を掴んで開かせた。所謂、M字開脚というやつだ。まあ俺は制服を着ているのだが。
「!?お前止めろ!おい!触ん、なっ!」
奴は足の間に身体を挟んできたかと思うと、俺の股間を布越しにゆっくりと揉んできた。
俺は慌てて上半身を起こして、後ずさる。
「あれ、何で逃げるんですか?」
「当たり前だろ!お前みたいな奴にいきなり股間触られて逃げない奴がどこにいんだよ!気持ちわりぃ…。」
「光一。」
「は?」
何言ってんだこいつ。
「光一って呼んでください。」と言った生徒会長は俺とどんどん距離を詰めていく。
俺の背中がコンクリートの壁についてこれ以上後ろに下がれなくなってしまった。
命の危機しか感じない。
俺の目の前に来た生徒会長に「近づくな!」と言って殴ろうとしたが、その手はパシッと掴まえられる。
「…この手邪魔ですね。」
カシャン
「え、」
俺の手首には頑丈そうな手錠。
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