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目を覚ますと、そこには見慣れた天井。
「…い゙っ、」
少し身体を動かすと右足に激痛が走った。
目線を落とすと、右足の太股に包帯がぐるぐると巻かれていた。包帯には少し血が滲んできている。
自分の今の服装はこの前と同じ服装。大きなTシャツとボクサーパンツ。
自由になっていた手を天井に向けて伸ばす。
「また、来ちゃったか。」
ギュッと拳を握りしめて溜め息をつく。
あのまま美弥の家に居れば俺は此処に戻ることはなかったのだろうか。
あのまま美弥の家に居れば……
「…こんなこと考えたって何も変わんないよな。」
少し目を閉じてから開き、上半身を起こそうとする。
右足の力は入らなくて、激痛が走るだけだ。
やっとの思いで壁に寄りかかると、部屋の扉が開いた。
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