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「んっ!んん!んぐっ」
「ほらーちゃんと食えよー。」
ベッドに仰向けで寝転がっている俺の口にぐいぐいと焼きそばパンを突っ込まれた。
焼きそばパンを突っ込まれているせいで唾液が上手く飲み込めなくて口からジュルジュルと音が鳴る。
美弥の手を叩いて焼きそばパンを口から離してもらって、そのときにパンを噛み千切る。
何度か噛んでから飲み込むと、また口にパンを突っ込まれそうになった。
「み、美弥、もう要らな…んぐっ」
「ダメ。これとあとカレーパンとメロンパンとサンドイッチとカップラーメンとハンバーガー食い終わるまで逃がさないからな。」
鬼が、此処に鬼がいる。2日間くらい食べないでいたせいかひとくち食べただけで満腹になってきた。
「円理くん。食べさせるのがんばってねー。」
「絶対全部食わせますよ。」
みさきちゃんまで…!この保健室に俺の味方はいないのか!
…ていうか……そろそろ俺の息子が限界っていうか、もうガチガチっていうか、ローター止まってくんないかな。
「みぃ、み、美弥…。と、と、トイレ…。」
「あ?」
「おし、おしっこ。」
俺が苦笑いをしながらそう言って太ももを近づけて擦るようにする。
すると美弥に「チッ」と舌打ちをされた。
「絶対戻ってこいよ?」
「は、はい!戻って来ますはい!」
逃げるようにベッドから降りて、痛む足を少し引きずりながら保健室を出る。
美弥の視線が凄く怖かった。
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