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布団を握りながら天井を見る。隣には光一が横になっている。
頭が痛い。あんなに泣いてしまったからだうか。
「……。」
「……。」
チラッと隣を見ると、光一と目が合う。慌てて反らすと小さく笑われてしまった。
「梶さん。」
名前を呼ばれて、光一の方に身体を向けると、クシャクシャと髪を撫でられた。
その手を後頭部にまわされて、顔を引き寄せられる。
「っん、ふぁ、んんっ、はぁ」
キスをされたと思ったら優しく舌を絡められて、俺の口からは甘い吐息が零れた。
さっきのこともあるし、光一も少し慎重になっているのか動きがぎこちない。いつもならヤるときもキスするときも自分のペースでやっているのに。
俺を落ち着かせてくれたお礼と言ってはなんだが、光一の身体に腕をまわして自分から舌を絡めてみた。「ありがとう」とか言えないからこういうことをしてるわけではない。断じて。
ずいずいと口と口の隙間が空かないくらいにくっつけて息継ぎをさせないくらいに舌を絡める。
俺だってキスが下手なわけじゃない。一応女の子達とは沢山してきたし。
少しだけ目を開けてみると、光一は少し余裕がないようで眉間に皺を寄せながら目を伏せていた。良かった、これで余裕そうな表情されてたら俺ちょっと立ち直れない。
チュッと音を立てて唇を離すと、光一の顔を見ると息を上がらせながら欲情した眼差しで俺を見ていた。
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