アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*
-
***
「…んっ…?」
あれ?俺の部屋…?
なんだ…さっきのは夢か。
「起きたか。」
「うわぁッ!?」
――カシャン
なんだよ…また兄ちゃんかよ。
マジで心臓に悪いからやめろよな。
…いや、ちょっと待て。今のカシャンって何だ?
つかその前にッ!なんで俺裸なのッ!?
……いや、でもカシャンも気になるなやっぱり。
そして何より腹痛てー。
「おい、てめぇ…」
兄貴だからって関係ねー。
双子だし、歳は一緒なんだからな。
「何だ?」
「てっ、てめぇ…」
は…?
て、いう、か…
「なんじゃこりゃーッッ!!?」
手錠ッ!?本物なんですけどッ!?
服はおろかパンツすらはいてないんですけどッ!?
足にも鎖ついてるし…えっ?これって足枷!?リアル足枷っ!?
…いや、待てよ俺。
何にでもリアルつけりゃいいってもんじゃねーだろ?
乱れた日本語は嫌いです。
俺はそういう人間だったはずだ。
…はぁ、落ち着け。
なぁ、落ち着けよ…藤ノ、木凜。
…っておい?なんか変な位置で切れてんぞ。
芸名みたいになってんじゃねーかッ!
くっそーっ!!あぁもうっ…!!
「おいバカ兄貴、説明シロ。」
…はッ!?なぜかいきなりカタコトに…!?
「フッ…」
「フッ。じゃねーッ!!」
もう…まじでなんなのコイツ?
もしや病んでんのか?
鬱なのかよ?
「なぁ…悩みがあるなら聞いてやるからさ。これ外…」
――ふにっ
「…っ…?」
おい、何だよ?ふにっ…って。
――ちゅく…
「……っン…?」
ちゅく…?
…っておいッ!?嘘だろ…!?
俺…兄ちゃんにチューされちゃってますけど…!?
しかも舌が…
――ちゅく…ぴちゃ…
「……ん、……ッふ…」
うぉいッ!?
なに息乱しちゃってんだよ俺っ…!?
――れろっ…ちゅく…
「……ッふ、……ンぅ…っ…」
ていうか…兄ちゃんキス上手すぎなんですけど…?
舌がとろけそー…
うっわ…目合った。
やっぱすげー綺麗…
…はッ!?
やべっ、勃ちそ…
――ぎゅむっ
「ふぁッ!?」
…ってもう勃ってたーッ!?
しかも兄ちゃんに触られて変な声出た…。
「フッ…敏感なんだな。」
「うっせぇ!つかお前…マジで母ちゃん帰ってくる前にやめろよな。」
「そうか。じゃあそれまでこのままでいいんだな?」
「…は…?」
おい、少しはビビれよバカ兄貴。
お前高一だろ?まだ母ちゃんの効力あんだろ?
「蘭なら引っ越したぞ。聞いてないのか?」
「……は?…………ギャーッ!!誰か助けてーッ!!ヘンタイがッ!変態がいますーッ!!」
「煩い。黙れ。」
「…へっ…?」
なんでいきなりドS…?
ていうか母ちゃんが引っ越したとか嘘だよね?
だって俺何も聞いてないよ…?
「こんな姿を他人に見られてもいいなら好きなだけ叫べ。俺は気にしない。」
「…くそっ…てめぇ…!俺に何の恨みがあんだよ…?」
「恨み…?そうだな…」
…って実の弟に恨みがあんのかよッ!?
「恨むならその顔と腰を恨むんだな。」
「……は…?」
「お前はいつか…男に犯される運命だ。」
「…はぁ!?」
「俺はお前の兄として、お前が奪われる前に奪う。…ただそれだけだ。」
「……」
あーもう。
この人、何言ってるか分かんない。
もうシカトしよっ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 1299