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――じゅぽっ…ぴちゃ…
「…ぁっ…ふァ…っ…!…も…だめ…ッ…兄ちゃ…イッ……!」
――ピンポーン
「…ん…?」
えっ…?
「…ちょっと待ってろ。」
「……へっ…?」
――ガチャ…パタン
「……」
………は?ねぇ…?
なにっ?なんなのっ?なんでこのタイミングで放置なのっ?嘘でしょっ?
俺イク寸前だったんですけどっ…!?
……えっ?まじですぐには戻って来ないかんじっ?
あの…オナっていいですか?
とりあえず出したいんでっ。
……
………いや、待てよ?
ティッシュどこだよ兄ちゃん?
……
………あの、まじでティッシュが見当たらないんですけどっ?
なぁ…兄ちゃん…
あんたはオナることないのそれって普通じゃないよ病気だよ?
……ていうかッ!!
ねぇ!?まじでなんなのっ!?
なんでドアの向こうであのインテリメガネの声がすんのっ!?
そして加南の声までっ!?
『あれ、凜は?』
『あぁ…今出掛けてる。』
『へぇ…』
へぇ…じゃねーよッ!!
あのクソメガネ何かされたワケじゃないしなんの恨みもないけれど心から嫌いだよ俺はっ。
ねぇ…ていうかさ?
多分ね?ほんとに多分だよ…?
あの人達、なんか生徒会の打ち合わせ始めたっぽいんですけど…?
ねぇ…このタイミングで?
まじで学校でやれよふざけんなよ頼むから今すぐ帰ってくれよっ…!
…はぁ。もういいや。
チンコ勃ったままだけどとりあえず服着てあいつら帰るまで待機しよっ。
さ、パンツパンツ…
……
………ねぇ?ねぇなんで…?
なんでパンツもズボンもないの…?
こんな現実…受けとめられないよ俺は…
ねぇ、兄ちゃん?
一体俺が何をしたって言うのさ?
毎日真面目に学校に通い、バイトをかけ持ちしながらも家事をこなしてあなたには毎日毎日毎日毎日美味しくバランスの取れた食事を提供してきたじゃありませんかこの俺は。
そりゃあね?たまに帰りが遅い日や帰らない日もあったかも知れないよ?だけどさ、俺はそんな時の為にレンジでチンするだけの冷凍食品まで用意しているじゃない。しかもあれだって全部手作りなんだからね?あんたそれ全部分かっててこんな酷い仕打ちをこの健気な弟にしているの?ねぇそうなのどうなのどこまで性格ねじ曲がってんのあんたって人は。…っていうかパンツ隠すとか小学生かよっ?
………はぁ、寝よ。
――ボフンッ
あぁ…なんかほんと疲れた。
…あ、なんだろこれ…?
はぁ…なんか安心すんだよなー。この匂い…
――ぎゅっ…
「…ふぁ…」
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