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出会い
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sideシド
森に倒れてた子供を王城に連れて行き、待機してい医者に診せると、特に怪我などはしていないようだといっていた
執務室で作業をしてると、子供の様子を見ておうくように頼んだメイドのメリーが来た
「__コンコンコン 団長様、目をさまされたようです」
メリーに呼ばれ、子供が寝ている部屋へ向かう
部屋に入ると、綺麗な黒い瞳が自分を捉えていた
(綺麗な黒い瞳…)
メリーが部屋を出ていき、子供に体調と尋ねるが、
返答がなかったのでついいつもの口調で聞き直してしまった
「ふぇっ?っっケホッケホ」
子供がその口調に驚いたのか、むせてしまった
強い口調ではなしてしまったことを心の中で後悔しながら、むせている子供の背中を優しくさする
(細い体…少しでも力を入れれば簡単に折れてしまいそうだ…)
落ち着いたところで名前を尋ね、ユキと名乗った子供は、自分がなぜ今ここにいるのか全くわかっていない様子で、混乱していた
「僕にもよくわからなくて…僕気がついたらあの森の中にいて、とりあえず人を探そうと思って森を抜けようと歩いてたら、妖精さんたちが現れて僕に『君は精霊の愛し子だよ』って言われて…妖精さんに森の出口を聞いてまた歩いてたんですけど、途中で体力がもたなくて……だからどうして僕が今ここにいるのか
全然わからないんです…ぼく…っ…どうしたらいいの?…ッグス…ふぇ…ッグス」
泣いているユキを、優しく頭をなでて落ち着かせる
小さなユキが泣いている姿を見ると、思わず守ってあげたくなるような庇護欲を掻き立てられる
しばらく頭を撫で続けていると、いきなり勢いよくダイナーが部屋に入ってくる
「___バンッ お!目覚めたかおじょーちゃん!」
「っっ…!」
ユキはダイナーの勢いと声の大きさに怯えて自分の後ろに隠れる
(全くこいつは…)
ユキを女の子と勘違いしているダイナーに、ユキはかなり怯えているようだったので、用があるといってダイナーと部屋の外に出た。
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