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魔力鑑定
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side夕姫
ダイナーさんはシドさんに連れられて2人一緒に部屋を出て行った
(ダイナーさんは声が大きくて怖かったけど、優しそうな人だったな
シドさんは雰囲気は怖かったけどずっとなぐさめてくれてたしきっと優しい人なんだろうな)
夕姫は優しく頭を撫でてくれたシドに、大きな安心感を抱いた
(シドさんにもっと撫でてほしいな……って僕何考えてるんだろ///)
恥ずかしくなって両手で顔を覆っていると、シドとダイナーが夕姫のいる部屋に戻ってきた
「__ガチャ 待たせたなユキ。…大丈夫か?」
はずかしくて顔を両手で覆っているのを心配してシドが訊く
「は、はい!大丈夫です//」
「?…そうか。ユキ、いきなりで悪いが、ユキの能力鑑定がしたい。」
「能力鑑定?」
「ああ。魔石に手を置くだけでいい。いいか?」
「ませき…わかりました…あの、痛くないですか?」
「フッ 大丈夫だ。痛いことは何もしない。」
ダイナー;(シドが笑った?!ありえねぇ…)
夕姫 ;(シドさんが笑った!!)
(シドさんさっきからずっと真顔だったけど、笑ったらすごくかっこいい!)
シドが笑ったのが嬉しくて、「はい!」と答えると、シドはまた頭を優しく撫でてくれた
「じゃあこの石に手を置いてくれ。置くだけでいい」
「は、はい」
「___ブウォン」
「わっ!」
魔石という石に手を置くと、石の上に何か画面が現れた
ユキ ハナミヤ (精霊の愛し子)
魔力:∞
体力:800
筋力:800
属性:聖
「え、おいマジか!!信じらんねぇ!!!」
「?!ぇっ?あ、あの、」
「ダイナー、大きな声を出すなといっただろう。ユキが混乱する」
「あ、そうだった。すまん」
「えっ、あの」
「ユキ、大丈夫だ。何も焦ることはない。」
「ぁ、はい」
そういってシドはまた夕姫の頭を撫でる
「ユキ。この石には特別な魔力が込められていて、この石に触れたものの能力を測ることができる。今ここに出ている値がユキの能力値だ。」
「能力……えっ、魔力ってなんですか??」
「魔力はその人が使える魔力の量を示している」
「魔力って……魔法が使えるんですか?!」
「ユキは魔法を使ったことがないのか?」
「使ったことがないというか、魔法なんて僕の世界では存在しませんでした…」
「そうだったのか。この世界には魔法がある。属性は火、水、風、土、光、闇
の六種類がある。」
「じゃあこの『聖』っていうのはなんですか?」
「聖属性は精霊の愛子のみが使える魔法と言われている。聖魔法は攻撃魔法は一つもないが、光魔法では直せない大きな怪我や病も治すことができる。
本人の能力次第ではエネルギーの回復や結界なども張ることができる。
本人の体力と能力に応じて使える範囲は限られるが。」
「僕魔法が使えるんですか?」
「そういうことだ。」
「あの、森で会った妖精さんたちもいっていたんですが、その精霊の愛し子ってなんですか?」
「精霊の愛し子は1000年に一度、どこかの国に突然あらわれ、その国に富と繁栄をもたらすと言われている。言い伝えによれば、愛し子は黒髪に黒い瞳を持っているそうだ。」
「え、この世界には黒いかみの人や黒い瞳の人はいないんですか?」
「黒い瞳も黒い髪の者もいない。それにみんな髪と瞳の色は違う。
髪と瞳の色が黒で揃っているのは精霊の愛し子のみだ。」
「そうですか…僕何も分からなくて…」
「大丈夫だぞユキ!ユキは俺とこいつで守る!」
「ビクッは、ぃ ありがとうござぃマス…」
「ダイナー、何度いったらわかる」
「あ、悪い悪い」アハハ
「全く…ユキ。精霊の愛し子というのは世界に富と繁栄をもたらすと言われている。国民だけでなく他国の者も当然ユキには興味がある。それゆえに、ユキを欲しがる輩もいるかもしれない。」
「僕を…?」
「そうだ。だが、私は必ずユキを守ると誓う。」
「俺も全力でユキをまもるぜ!」
「だから何も心配することはない。」
「はい…!ありがとうございます!」フワッ
「「っ!!」」
「え、どうしたんですか?」
夕姫が安心してふわっと笑うと、シドは驚いた顔をしてダイナーは顔が赤く腕で顔を隠している
「こりゃ別の意味でも危ねぇな団長」
「っ、ああ。」
「??」
夕姫は2人の言っていることがわからずコテンッと首を傾げる
「あ!ダイナーさんって…」
「あ、そういや自己紹介がまだだったな!俺はダイナー!第一騎士団の副団長だ!よろしくなユキ!」
ダイナーは大きな声で自己紹介し、夕姫に握手の手を出す
「は、はい、ぇと、ユキです…よろしくお願いします__チョン」
夕姫はダイナーの手に触れるのがまだ少し怖かったため、出された手の指先を
チョンっと握った
すると無言でシドがダイナーの腕を掴んで夕姫の手から離す
「おーおー、独占欲の強い団長さんなことだな」ニヤッ
「黙れダイナー。ユキ、おなかは空いていないか?」
「あ、空いてm__グー」
「「「……」」」
「わわ、すいません!!///]
(うわ〜盛大にお腹鳴っちゃったよ〜恥ずかしい〜////)
「アハハ!よっぽどお腹が空いてたみたいだな!」
「ッフ すぐ用意させる」
(シドさんの笑った顔の破壊力がすごい…)
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