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メリーさん
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side夕姫
「……ぅ〜ん…」
(ここどこだっけ……?あ、そうだ、僕きのうこの世界に来ちゃったんだっけ…シドさんとダイナーさんとお話ししてて、僕寝ちゃったのかな?)
起きると夕姫はベッドの上にいた
「__コンコンコン 失礼します。おはようございますユキ様」
「あ、メリーさん、おはようございます」ニコッ
「今日もお可愛らしいですね」
「え、可愛い??」
「はい、ユキ様はとてもかわいらしくお美しいですよ。」
「い、いえそんな…美しいなんて…//」
「お着替えと朝食をお持ちしましたので、こちらの服に着替えてください
ユキ様のお洋服はこちらで洗濯いたします」
「あ、ありがとうざいます!」
メリーは夕姫に着替えの服を渡し夕姫はそれに着替える
渡された服は真っ白のワンピースの服で、膝上までの丈でフードがついていた
(ちょっと丈が短いけど動きやすい…!)
こちらにきてからずっと制服のままだったので、ワンピースがすごく動きやすく感じた
着替えが終わりメリーの元へ行くと、テーブルにたくさんの果物や野菜が並べられていた
「よくお似合いですよ、ユキ様」
「あ、ありがとうございます…// あの、僕のことユキ様じゃなくてユキって呼んでください!」
「しかし私はメイドですので…」
「僕様ってつけられるの慣れてなくて…だめですか…?」
「では『ユキさん』とお呼びしますね」
「はい!ありがとうございますメリーさん!」
「私のこともどうぞメリーとお呼びください。敬語も外していただいて大丈夫ですよ」
「わかった!じゃあメリーって呼ぶね!」
メリーは「はい」と言ってニコッと優しく笑った
「朝食の準備ができていますのでどうぞお召し上がりください」
「ありがとう!でもこんなに食べられないかも…」
「大丈夫ですよ。残ったものはちゃんとこちらで処理させていただきます」
「そっか、ありがとう!」
並べられたものは全て果実や野菜で、肉や魚は一切置いていなかった
「メリー、これは何?」
夕姫はテーブルに並べられたものの中の、ジャガイモのようなものを見つけて
メリーに訊いた
「それはグリッシュという穀物をお湯で蒸したものです。穀物の中でも栄養価が高く、蒸して柔らかくしてあるのでユキさんも食べやすいと思いますよ」
じゃがいものような見た目のグリッシュは、食べてみると味もじゃがいもにそっくりで、夕姫は知っている味が食べられて嬉しかった
他にも、昨日食べたジュナの実や、赤色の小さな丸いメシュの実や、いちごのような形をした紫色のリュカの実など、見たことのない果実がたくさんあった
他にもたくさん置いてあったが、少食の夕姫はすぐにお腹がいっぱいになり、グリっシュをひとつ、ジュナの実、メシュの実、リュカの実を一粒ずつだけ食べた
「もうよろしいのですか?」
メリーは少し驚いた顔で夕姫に確認した
「うん、もう食べられない…」
「わかりました。では残りは片付けますね。」
「ごめんなさい…」
「大丈夫ですよ」
メリーは優しく笑ってくれ、夕姫は少し安心した
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