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魔法
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披露会が終わってすでに四日ほどたち、何もすることがないユキは中庭にいる友達(動物たち)と毎日のように戯れていた
日に日に集まる動物はふえ、今では中庭に見たことのない小動物や鳥もたくさんユキに会いに集まっていた
すると、ドアの方からノックが聞こえた
「失礼します。ユキさん、今大丈夫ですか?」
「はい!」
ユキは動物たちにばいばいし、部屋に入ってきたメリーの元へいく
おメリーの後ろにはみたことがない男の人の姿が見える
「ユキさん、今日はユキさんに魔法を教える先生をお呼びしました。」
「先生?」
「ユキ様、初めまして。私はジェロンと申します。僭越ながらユキ様に魔法を教えるため参りました」
「初めまして、ユキです」
「よろしくお願いします、ユキ様」
「あ、こちらこそよろしくお願いします!」
「では、私は失礼致します」
メリーが部屋を出ていき、ジェロンと2人になる
60歳くらいだろうか?髪は紫だが少し色素がぬけている感じで、丸メガネをかけていた
「ユキ様は魔法をお使いになられたことはありますか?」
「いえ、まだです」
「ではまず魔力を感じることから始めましょう。
自分の体の中に意識を集中させて、魔力の流れを感じてみてください」
(魔力の流れ…)
ユキは目を瞑って意識を集中させると、体の中を温かいものが流れているような感じがした
「そうです、お上手ですユキ様。では」
ジェロンを話すのをやめ、ユキがジェロンの方を見やると、あろうことかジェロンは自分の腕を小さな短剣で少し切った
「っえ…ジェロンさん…?!」
「大丈夫ですよ。深くはありませんので、ご安心を。では、先ほど魔力を感じたように自分の体の中に意識を集中させながら私の傷のところに手をかざしてみてください」
ユキは何が何だかわからないが、とりあえず言われた通りに傷に手をかざす
するとユキの手の先と傷の部分がポッと黄色に光った
「おぉ、素晴らしいですユキ様!」
「え、どうして?」
「私の腕をよく見てみてくださいませ。」
そう言われてジェロンの腕を見ると、さっきジェロンが自分で切った傷が綺麗になくなっていた
「え?!どうして傷が治ってるの?」
「ユキ様が魔法で治したのですよ」
「え、僕が??」
「はい、ユキ様のもつ聖魔法の力で、私の傷を癒したのです」
「僕、今魔法使ったの?」
「はい、ユキ様が私の傷を治してくださったのですよ」
「……そっか……僕ほんとに怪我治せるんだね!魔法ってすごいね!」
「すごいのはユキ様ですよ」
「ぇへへ、まだちょっと信じられないけど、嬉しいな。僕もっと魔法が使えるようになりたい!」
「ではたくさん練習しましょう」
「はい!あ…でも、ジェロンさんが怪我するのはもう嫌です…」
「ほほっユキ様はお優しいですね、ご安心ください。今のは最初のお試しですから。次は医務室にいって怪我をしていらっしゃる方を治していきましょう」
「はい!」
ユキとジェロンは医務室にいき、最初は軽い傷の人から、だんだん深手の傷を治していった
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