アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2人の囁き(こちらはオマケ話です)
-
「ところで、昂輝さん」
真嶋に耳元で名前を呼ばれ、その囁きに耳を傾ける。
「アプローチは、アルノルドからですか?」
こっそり聞いてくるあたりセックスに対するものだろうと判断した昂輝はその時の状況を思い出しながら
「アプローチなんて可愛いもんじゃない。最初は、拳銃突きつけられて、薬物レイプだよ。媚薬を使われたんだ。」
真嶋は目を丸くして、昂輝を見た。けれど、顔は真っ赤になって俯いている。相当良かったのだろう。
ーー本当に、からかいがいのある子だなぁ……
真嶋は、内心、ほくそ笑む。
「双方、美形ですからね。やっぱり、昂輝さんがネコの方が見た目的にも、美しいと思いますよ。出来ることなら拝見したいくらいです。」
真っ赤になりながらも、悔しそうな表情を浮かべるのを見ていると、かなり乱れたのだろう。笑いを堪えるのに、苦しくなってくる。
ーーー反応が可愛すぎる!!
きっと、そんな彼だから、アルノルドも、虐めたくなってしまうのだろう。
昂一もタチではあるけれど、元がおとなしい性格であるが故に、セックスのリードは真嶋がタズナを握る方が多い。
たまたま真嶋がネコだったからタチになっただけで、真嶋がタチだったなら、間違いなく抱かれる側だっただろう。
真嶋が口説き落としたのもあり、欲望の灯火をつけるのは、自分の方からが多かったけれど、手取り足取り教えたセックスに、昂一がハマるまでそれほどの時間を要さなかった。
男女問わず、経験の少ない昂一を、自分好みに染め上げるのは、想像以上に楽しかった。
自身の過去から、少し歪んだ性癖を抱えてしまった真嶋が、昂一に教えこんだのは、言葉攻めと、少しだけ暴力的なセックスだった。
セックスの時限定の、ドS彼氏に育て上げた。
真嶋の身体の見えない部分は、キスマークもあれば、縛り傷や、噛み傷で、傷だらけだった。
互いに所有の証を身体に刻むことは、束縛の証として、キスマークは、付けあっていた。
昂一も、喜んでつけさせるほどだった。
そんなことを思い出し、クスッと笑ってしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
90 / 116