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38 智樹視点
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コンビニでアイス買って帰ってたら悠里君が前から走って来た。同じ小学校上がりで中学は家の方が少し近いから出くわすの事もある。でも泣いてる。
もしかしてアイツに泣かされたのかな?
自然に別れてくれたら好都合なんだけどなぁ。
でも部活帰りのはずだから恐らく違う
「悠里くん?」
声かけてみた
「とも…き?グスッ」
「なにかあったの?何でも話して?」
バッ…ギュッ
抱きつきいてきた。うれしいけど躊躇なく抱きつかれるし、怯えてる感じまさか
「怖かったの…」
「ゆっくりでいいよ、話して」
それから部活中での出来事や草下水樹って新入生のやりとりまで聞いた。
クソ…クソ…クソ、、僕の悠里くんに割り込みの分際で。
しばらく抱きしめて頭をなでてあげたら少しずつ落ち着いてきた。
「ごめん、こんな事話して、でも耐えられなかった」
「ううんもっと僕を頼っていいんだよ、僕こそ守れずごめんね」
「智樹ありがとう、おかげで少しスッキリした」
顔も綺麗にしてあげだいぶマシになった。目はどうしようもないけど、、それにしても
「水泳部これからも行けるの?もっと酷くなる前にやめてもいいんじゃないかな?」
「うーんでも水泳は好きだし、逃げたと思われるのも悔しいからもう少し様子見るよ」
「でも話聞く限り草下って子をずっとかわせるとは思えないよ、時には身を引くのも勇気だと僕は思う。最悪の事が起きてからじゃ遅いからね」
実際悠里くんは我慢強いけどパニックも起こしやすい
「ありがとう、とりあえず考えてみるよ」
「わかった誰にも言えない事はいつでも相談してね」
「うん、じゃあね」
悠里くんは帰っていった。
それにしても
チッ…草下水樹…少し調べてみるか、存在は邪魔だけどもしかしたら上手く利用すればまとめて排除出来るかもしれないし、一石二鳥にも、、、
その草下もバカな奴だ、無理やり行為しても悠里くんは手に入らないのにね。桐原という今悠里君にとって絶対的な存在から遠ざけて心から奪っていかないと悠里くんは手に入らないんだから。
アイス溶けたけどいいや、悠里くんと触れ合えたから十分だよ…フフフフ
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