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夕飯時くらいになって俺は帰る準備した。
「ウチで食べてけばいいじゃん」
「母さん朝寝てたから今日休みでいるから帰るよ、
でね母さん悠里に嫌われてるんだなって悲しそうだったんだ。俺達が付き合ってる事もバレてる。
でも2人で言いに来てほしいって言ってた。」
悠里はやはり不機嫌だ
「バレてたんだね…
でも自信ないな。あんまちゃんと話した事ないし」
「悠里の家族に恋人として挨拶した時だって最初は大変だったけど今こうして仲良くやってる。
だから母さんと悠里もそうなってほしい」
「わかった、恋人としてしっかり話し合いたい。
相手が検察官だろうが認めてくれるように、
それに大翔はお母さんを許したんでしょ?」
「うん、少しずつだけどお互い向き合ってるし、
母さんも苦しんでたんだ。
俺のために一生懸命仕事して相当疲れてるのに、でも俺を大事にしてくれてるって今は分かる。だから悠里も許してあげて?」
「わかった」
トイレから悠里の部屋戻る途中、赤と黒のサカユニだった。晴翔はこれからサッカークラブなんだろ。強豪は大変だなぁ。何度か試合見たけどやっぱ上手い。
「はるはこれから?いってらっしゃい」
「うん、まぁそっちも頑張ってね?」
「出来る限りはするよ」
「それと兄ちゃんいないからって立花って人と浮気しちゃ絶対ダメだよ!」
「しないよ、ってか俺達も浮気じゃ…」
「兄ちゃんと俺はいいの!俺は3人でずっと居られればいいんだから。チュッ」
チュッ…ウウン…チュッ…レロッレロッ…チュッ//
悠里以上にはるは積極的なんだから
全く積極的な可愛い兄弟だな本当に
「エヘッ、じゃあまたねひろくん大好きだよ」
「ああー気をつけてね」
俺も玄関まで悠里と来て
「お邪魔しました」
「あらっひろちゃん帰っちゃうの?良かったら食べてかない?」
「ありがとうございます、ですが今日は母が待ってますので失礼します」
「あらっ残念ね、またいつでもいらっしゃいね、
夕食も遠慮しないでいいのよ、ウチではあなたも家族だと思ってるんだから、お母様いらっしゃらない時は毎日でもいいの。私作る好きだから人数多い方がうれしいしね。分かった?」
悠里のお母さんもいつも優しい、もちろん松丸一家は歓迎してくれる。
「はいそうさせていただきます。」
「本当礼儀の正しくていい子ね、悠里には勿体ないくらい」
「お母さん!恥ずかしいからやめて」
「うふふ、じゃあ気をつけてね」
「はい、失礼します」
外へ出てから
「お母さんがうるさくてごめんね、見習ってほしいのはどっちだよ全く」ブゥー、フグモード出た。
「俺は好きだよ、美人で優しくて、元気なお母さんでさ、でさ明日からまた頑張ろ?」
「うん大翔がいるから頑張れる」チュッ…チュッ…チュパッ
「ハァ…じゃあ明日ねハニー」
「うん、気をつけて帰ってねダーリン」
「ただいまー」
家に着いたけど暗かった、電気を点けてみた。
「母さーんいないのー?」
リビングや部屋や浴室いなかった…
部屋に行きLINE見たら
《今日急遽13時から仕事になってしまって行ってきます。今日も遅くなってしまうけど、
お夕飯ハンバーグ作っておいたから食べなさい。
ごめんね大翔》
今日はいると確信してた分がっくりしてしまった。
でもこんなLINE3月までほとんどなかったし、夕飯も作ってくれてる。
母さんも頑張ってるんだ!
俺も明日から頑張らないといけないから寂しがってられない。
温めてから、最後の3人の家族写真を向けて
「いただきます」
父さん…俺悠里を守れるかな?
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