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「お兄ちゃん」
千尋がよりくっついてきた。
「てっきり食後のお楽しみ中かと思ったけど残念」
「お兄さんは何なんですか?さっきから何度も言うように俺達は友達なだけです」
ニヤニヤずっとしてる。なんか可愛いし、敵意と言うよりはふざけてる感じ
「なら千尋の片思いかぁ可愛そうにな、どのみち諦めさせるために呼ばせたけど、犯したいタイプじゃないからなぁ」
えっ?確かにあんな事しちゃって俺達。
ってか家に呼んだのはこの人?
「どういう意味ですか?」
「千尋はお前が好きだよ、一昨日抱いてたら《大翔好きー》って言いながらイッたんだから」
それって
「兄弟でエッチしてるんですか?」
「俺ら家族は一体なんだよ、ほぼ毎日してるぜパパも含めてな」
父親とも?千尋は受け入れてるのか?
「本当だよ、大翔幻滅したよな?」
「千尋大丈夫だよ。してないから」
ソファで手を握っていた。
「コイツ前に男作りやがったけどめっちゃクズでね、2度と近づけないようにしたんだ。まぁDV野郎だな。千尋自殺までしかけたんだから」
それで最初あんな心閉ざしてたんだ。
「それ以降彼氏作んなってパパが言ったのにね、大翔くんよ、また千尋の傷えぐるような事しないでもらえるかな?パパと俺の愛だけでいいんだよ。」
「支配の間違いじゃないですか?千尋が心閉ざしたのは元彼だけじゃないはずです。お兄さんは本当に今のままで良いんですか?」
お兄さんは少し真顔になったがすぐにニヤけて
「雪哉だ、確かに良くはないな」
千尋が以外そうな顔して見てた。
「お母様も知ってるんですか?」
千尋と雪哉は互いを見合わせた
「大翔お母さんはね5年前に病死したんだ」
えっ?千尋のお母さん亡くなったんだ…
「ごめん千尋知らなくて」
「言うつもりだったから大丈夫」
「だから俺らは3人で愛し合ってきたんだよ」
「それでも!」
「ならお前が俺達を救ってくれるのか?パパの事は聞いたんだろ?敵に回したら国も動かせる程の力を持つ奴からよぉ」
雪哉も悲しそうに見えた。
父親が好きなのか嫌いなのか雪哉の考えが分からない
でも確かにこんなガキ1人に何ができるんだ?
これはドラマじゃない現実だ。
「それは」
「わかったら今のうちに帰りな!
それにお前の家族だってどうなるか分からないぞ。幸いパパはまだ知らないから1回きりの警告だ。もう2度と必要以上に千尋に近づかない方が身のためだぜ。千尋ももう諦めな、パパは絶対許してくれないぞ?」
千尋は泣きそうになってた。
手を握る力も強くなった。俺は
「一体何の騒ぎかね?」
誰だこの人?
「「パパッ?」」 パパ?この人かぁ
「ただいま私の天使たちチュッ」
雪哉にキスしてから千尋に向いてから
「おやっ、君は誰かな?」
「パパ聞いてよぉ
コイツ千尋をたぶらかしたんだよ。
でも怖さ教えたからもう2度と来たくないってさ」
「違うよパパあのね、大翔は僕が無理言って」
「2人共落ち着きなさい、彼が動揺してる、息子達が失礼したね」
若く見える親は結構いるけど、千尋パパは中高生の親にしては若く見える何歳なんだろ?
でも優しい笑顔だけど、なんか鳥肌が立つ。
けど千尋のパパだし、冷静に挨拶しなきゃ
「初めまして
千尋くんのクラスメイトで友達の…桐原大翔…
と言います、よろしくお願いします」
そう言った瞬間父親の目の色が変わった。
一気に恐怖に押し潰されそうな…何なんだ。
しばらく目が合ったままだった。
それから笑顔に戻った。
「キリハラ・ヒロト君なるほどね。
初めまして私が雪哉と千尋のパパの立花隆之です。
ぜひこれからも千尋と仲良くしてやってほしいし、いつでも遊びに来なさい。今度はパパも食事しながらゆっくりお話をしてみたいなぁ」
言い方も聞いてたよりはめっちゃ優しい。
「パパいいの?」
「彼とは仲良く出来そうだからね。交際するなら特別に許そう、雪哉不満はないね?」
「パパが許すなら許してやるよ。いいか大翔パパから直々に出入りを許されるなんて光栄な事だからな、裏切るなよ?」
「は…はいありがとうございます」
なんだかよく分からないけど俺は気に入られたのか?
「じゃあパパはまた仕事へ行くが2人ともちゃんと大翔くんにたっぷり奉仕してあげなさい」
「それって?」
「桐原大翔くんまた会えるの楽しみにしてるよ、ゆっくりしていってくれ」
それだけ言って出てった
「パパがあんな気に入るなんて珍しいなぁ」
この家族には色々闇がありそうだな。
急に雪哉が近づいて俺のアソコを触ってきた。
「なにするんですか?」
「良かったな大翔、パパの許しがでだって事は遠慮なくヤリまくれるぞ」
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