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本音 -6-
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櫻井は黒宮の性器を口に頬張った。顎を上下させてサオを舐めれば、黒宮も普通の男性なりの反応を示した。
ペニスが大きくなるにつれ、顎を動かす距離は長くなり、喉の奥まで責められる。
「ぐっ!?んっ……んんっ……!ェッ……!」
苦しさを感じてきたところだった。櫻井の頭はがっちりと掴まれ、強制的に動かされ始めた。
「カッ……ァッ……」
猛った亀頭が喉の奥に何度も打ちつけられる。呼吸はままならないし、気を抜けば吐き出してしまいそうだ。
繰り返し漏れ出るえづきの音。黒宮は自らも腰を動かして、無慈悲にも喉奥を犯し続けてくる。不意なことへの驚きと物理的な苦痛とで、櫻井の頭は真っ白になった。
抵抗すれば無理やりにでも引き剥がせるかもしれない。それでもなんとか受け入れようと、口と喉をいっぱいに開くことしか櫻井には出来なかった。
「カハッ……!」
解放されて床に伏しながら咳き込む櫻井の髪を、黒宮は容赦なく掴みあげる。唾液の糸を口の端に伸ばし、涙目で見上げてくる櫻井を、黒宮もまた見つめた。
一ヶ月前にこの部屋で自慰をさせていたときは、何ともつまらなそうな目をしていた。武上が撮ってきた映像の中の櫻井も、大して変わらなかった。
今その潤んだ瞳からは、期待も戸惑いも零れ落ちそうになっている。
ここまで大胆な変化を得られるとは思っていなかった。この男は期待通りにも予想通りにもいかない。
あまりにも予想を裏切るものだから、それすらも、面白い。
「こっち」
「いてっ……」
黒宮にクンと髪を引っ張られ、櫻井は胸から上をベッドに引き上げられた。
「痛いですよ……」
櫻井は文句を漏らしながらも、自分からベッドに乗ってそこに寝そべった。
「足、開いて」
黒宮の言葉に、躊躇いがちに足を開いた。黒宮が櫻井の足元に来る、覗き込むようにして見れば、自分と体の位置を合わせていることはすぐに分かった。
「あ……」
すぼんだ場所に、とうとうそれが触れてくる。
黒宮の熱を感じながら、櫻井は自分の変化に理解が追いついていなかった。
今まで散々に開発だなんだとされてきて、こうなることだって分かっていた。それなのに、なぜ今、身体はこんなにも強張っているのだろうか。
「クッ……!」
張り裂けるような痛み。慣らされたとはいえ、指とそれとじゃ大きさがまるで違う。
それでも、身体は徐々に深く貫かれている。入口に擦れた痛みを感じるたびに、下腹部が埋まっていく。これ以上は無理だと思っているのに、それでもまだ、奥に。
「…………」
これ以上進まないことを確認したところで、櫻井は大きく息を吐いた。いつの間にか呼吸を止めてしまっていた。
でもまだ苦しい、自分の身体のこんな奥にまで、何かが入ってきたことなど無い。
「ァー……!」
それが、ズルズルと抜かれていく。引き抜かれる感覚は既に快感であった。
「っ……ぅぅ……」
そしてまた、奥に入ってくる。
「ヒッ……!あっ、うぅっ!うあぁっ……あぁっ、ひっ、ああぁ!」
唐突に、その責めは過激なものへと変わった。
まだその形に慣れきっていない内部が、無理な動きに前に後ろに引っ張られ蠢く。
痛みと圧迫感、それに快感が合わさり、それぞれ別に感じるのか、それとも全部一緒なのか、もう分からない。
「あぁ、あぁ、あぁ……!」
中を突かれるたびに漏れ出る悲鳴。
感じてることをすべてまとめると、苦しかった。本気で抜いてほしいと思った。
内側からの苦しみに、犯されているその場所が臓器であることを改めて感じた。
それでも、黒宮の動きは櫻井に有無を言わせない。考える間を与えさせない、それが黒宮のやり方であることは理解しているつもりだった、飲まれてはいけないと思った。
でも、こんなの、無理だ。
「あぁぁぁ……!」
奥まで挿入されたまま腰を揺らされて、泣き声みたいな悲鳴を上げながら背を反らした。
肉が擦れ合う隙間で体液がグチュグチュ絡まる音と、淫靡な悲鳴が、明るい部屋に不釣り合いに響いた。
「ン……」
動きが少し緩慢になり、繋がったまま止まった。
まだ気が動転としたまま、視界に映ったのは近づいてくる黒宮の顔、その口から覗かせている、唾液で光る舌。
「っ……!」
それは櫻井の唇を無視して、そこから横へ行き、耳を捕えた。グチュリ、とした音に背を震わせたところに、ピストン運動は再開された。
「あぁっ!それっ、ダメっ……!ああぁー……!」
ここで耳まで同時に犯されては、もう自我も何もない。
「あぁ、ダメっ、ヤバいっ……ヤバい……からぁっ……!」
櫻井は無我夢中で黒宮に抱きついた。ハァッ……と息を吹きかけられると、甲高い声を上げながら、より腕に力を込めてしまう。
腰の方もビクビクと震えながら、咥えたペニスを締めあげていた。
「気持ちいい……?」
蕩けきった頭に届いた言葉が木霊している。
「イイっ……あぁ、きもちいぃっっ……!!」
微かに聞こえた黒宮の笑い声も、敏感になった身体には刺激として捉えられた。
「ああぁ……!」
腰の動きが奥を穿つようになる。もう終わりが近くなっていることが、男として理解できた。
快感で曖昧になっていた視覚からの情報に、櫻井はふと意識的になった。
いつも涼しい顔をするばかりの黒宮の眉間に、皺が寄っている。口元も堪えるように歪んでいる。
今、この男とセックスしているんだ。
喉からはひっきりなしに喘ぎ声を上げながら、櫻井はそのことを自覚した。
「はぁっアアッあっイクッあぁっ……っ……!!」
揺さぶられたまま、櫻井は精液を溢れさせた。腰をぶつけられるたびペニスは前後に揺れて、お互いの身体を白く汚した。
「……んっ!」
遅れて、黒宮がガッチリと櫻井の腰を抱きかかえて、奥深くのところで射精した。
「あ、あ……」
温かいものが腹の中で溢れている。グチャグチャになって未だ敏感な粘膜に、それは心地良く沁み渡った。
断続的に震えながら、櫻井はただその感覚に酔っていた。
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