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早めに起きた割には
くま先輩と色々してると
遅くなったみたいで
教室にはほとんどの人が揃っていた。
席は昨日、理事長から説明されていたので
一直線に自分の席へ向かった。
「あの子が外部からの新入生?」
「ちょっと小さいけど普通。」
「可もなく不可もなくって感じ?」
ヒソヒソと話し声が嫌でも聞こえてくる。
うるせぇ。
誰が小さいだ。
160cmないですよーだ。
僕だってくま先輩が羨ましいよ!!
なんだ可もなく不可もなくって
何基準だよ。
そう内心は思ったが
口にも表情にも出さなかった。
目立ちたくないからね。
荒波立てずに。穏便に。平和に。
「っ!!?ね、ねぇ!あの子の首元!」
「え!?あれって!?」
「あの緑のエメラルドは生徒会の!?」
生徒会??
緑のエメラルドってこの
くま先輩がくれたバッジのことだよな?
生徒会となんの関係があるんだろうか。
なんだかくま先輩がくれたバッジで
変に目立ってしまったようだ。
いや、くま先輩は悪くないんだけど…。
「初日から大胆に生徒会バッジとは
やりますねぇ〜」
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