アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
15
-
とりあえず人目が気になって
なかなか屋上には行けず一日が終わった。
翌日人が居なさそうな
朝に屋上に来てみた。
鍵は開いていた。
「早起きだねぇ」
愉快な声が聞こえた。
「優と会っていたのも早朝だったみたいだし
もしかしたらと思って早起きして正解だったね。」
少し眠そうな柊先輩。
「君は目立つことを嫌っているでしょう。」
「!」
「人がいない早朝に行動するのも
食堂で優に声かけられた時の困ってる顔も
みんなが欲しがるバッジを必死に返そうとするところも」
全て見られていたんだ。
「聞いたかな?
そのバッジにはそれぞれ役員の
恩恵を受けられるって」
「クラスメイトから軽く…」
「俺のはね、この屋上。
元々俺専用ってわけじゃないけど
人避けをしてたら俺専用になった。」
だから俺以外誰もいないから安心して?
そう言った柊先輩。
「柊先輩は…来る者拒まず去るもの追わずと
お聞きしましたが
柊先輩でも人避けするんですね?」
ふと疑問に思ったことを聞いてみた。
「そうだね。人は好きだよ。
というか人間誰しも嫌われたい人はいないと思うんだけど
そんな俺でも1人になりたい時もあってね」
そんな時ここを使ってる。
柊先輩も色々あるんだなぁ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 105