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「湊音ちゃーーーん…」
泣きそうな表情の柊先輩。
あの柊先輩がここまでって…
どんだけ生徒会の負担が大きいのだろうか。
てか普通こういうのって
教員の仕事じゃないのか?
僕も何か手伝ってあげたいけど
やれることないしなぁ…。
「湊音ちゃんはこうやって
たまに俺の話をきいて
こうやって癒してくれればいいんだよ。」
癒しになっているのか?
「それに!」
そう言って寄りかかっていた体を起こした柊先輩。
少し体が軽くなる。
「俺はねー今回の体育祭
楽しみが1つあるんだぁ。」
「楽しみ?」
「湊音ちゃん、借り物競走でしょ?」
「え、生徒会って生徒全員の種目を
把握してるんですか!?」
「いやいや、まさか…。
ただ湊音ちゃんの性格からして
借り物競走選ぶかなぁって。」
正確には話を聞いてなくて
勝手に決まったんだけど。
「お題を選ぶのは体育祭実行委員と
生徒会だからね。」
まさか…。
「もちろん湊音ちゃんの番には
ちゃーんと俺のお題入れておくから」
楽しみにしてて。
そうウインクをしてくる柊先輩。
しょ、職権乱用だーーー!!!
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